A代表には選出されていない浦和レッズのペトロヴィッチ監督や柏木陽介が認めた森崎浩司とはどんな選手?
双子Jリーガー森崎浩司!
Jリーグには、何組か双子プレイヤーがいます。
そのうちの1組が、サンフレッチェに所属している、森崎和幸・浩司兄弟。
2人とも、1997年から広島ユースに所属しており、まさしく広島一筋の選手。
サンフレッチェ広島の顔と言えば、佐藤寿人選手ですが、
サポにとっては、森崎兄弟も、大事なサンフレッチェ広島の顔的存在なのです。
そう言えば、佐藤寿人選手も数少ない双子プレイヤーのうちの1人。
兄・佐藤勇人選手は、ジェフユナイテッド市原・千葉の選手ですね。
2人そろって、名プレイヤー 森崎兄弟!
日本のサッカーは代表クラスしか観ない!という方には、
森崎浩司選手は、あまり馴染のない選手かもしれないですが、
現・日本代表で元・サンフレッチェ広島の柏木陽介選手が、
「あれほど上手い選手は観たことない」というほどのテクニシャン。
現・浦和レッズ(元・サンフレッチェ広島)監督・ペトロヴィッチも、
「とびぬけたクオリティ。戦術理解度も高く、実践できるスキルもある」
と、語るほど。
そして、兄の森崎和幸選手も、チームでは、Dr.カズ(ドクトルカズ)と呼ばれる存在。
そこ!というところに必ずいるポジショニングとパスセンス。
今年も怪我人に泣いたサンフレッチェ広島DF陣ですが、
カズ選手がいたことで、どれだけ救われたか…
私の印象では、カズ選手がいるととてつもない安心感を持って試合を観れる!
頼れる選手なのです。
2人ともそれほどの選手なら、代表に選ばれてもいいのでは?と思われるでしょう。
確かに、森崎兄弟は、アンダーカテゴリでは、代表に選ばれているのですが、
A代表には選ばれていない…選ばれてもおかしくない選手なのに!です。
それは、兄弟2人とも、病に苦しんできたというのが大きな理由です…。
慢性疲労症候群という病気に苦しんだ兄森崎和幸の選手生活
森崎和幸選手は、2009年から、慢性疲労症候群に苦しんでいます。
まだまだ知られていない病ですが、日常生活を送るのも大変な症状が出るそうです。
そんな中、家族や、チームメイトに支えられ、休みを取りつつ、森崎和幸選手は試合に出ています。
とは言え、現状、サンフレッチェ広島は、けが人も多く、
カズ選手がいないとツライ!という状況が続き、あまり休めていないのでは?と、
私などは心配する日々です…。
カズ選手には、まだまだチームで頑張ってほしい!
だからこそ、大切にしてほしい存在です。
弟森崎浩司はバーンアウト症候群を発症。引退試合ではアビスパ福岡戦で佐藤寿人と共に得点を決めた
そして、引退を発表した、弟の森崎浩司選手。
2005年には、オリンピックなど、精神的に厳しいときが続き、
バーンアウト症候群…いわゆる燃え尽き症候群を発症。
2008年末ごろからは、オーバートレーニング症候群にかかっていることをチームが発表。
翌年夏に、チームに合流することができ、実践に復帰したものの、心配は残る状態でした。
森崎浩司選手は、一時期、ツラくても泣くことすらできなかったと言います。
きっとサンフレッチェ広島でサッカーをやってきたからこそ、乗り越えられた!
しかし、サッカーをやってきたからこそ、受けてきた重圧なども原因だったのだと思います。
浩司選手は、サンフレッチェに絶対に必要な選手だから!と、
「まずはサッカーを楽しもう」
とアドバイスし、励まし続けたペトロヴィッチ監督
ツラい気持ちを何度も聞き、受け止め、ひたすら待ってきた森保監督。
家族、チームメイト、サポーター、
みんなのおかげでやってこれたと森崎浩司選手は語っていました。
今回の発表を受けて、
長い間、苦しんできたのを知っているサポとしては、
「ホッとしている」という浩司選手のコメントを聞き、良かったと思う半面、
やはり…寂しくて仕方ないのです。
2016年10月29日、引退セレモニー
ホーム最終戦となる試合で得点を決めるところが、さすがですね!
引退の言葉には涙涙でした。
これからも、心はサンフレッチェ広島と共にあると森崎浩司選手は言ってましたが、
サンフレッチェサポの心は、森崎浩司選手と共にあります!
そして、森崎浩司選手と共に、天皇杯を取ろう!
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