オーストラリア相手に弱者のサッカー!進退に揺れるハリルホジッチ監督解任について日本サポーターの意見は?

サッカーコラム
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オーストラリア戦は後半守備に奔走した日本代表。チャンスは作れず

日本代表はアウェーのオーストラリア相手に痛み分けで勝ち点1を持ち帰った。

初戦のUAE戦を落としているだけに本当なら勝ち点3が欲しかった日本だが、予選順位1位のオーストラリア相手に

引き分けだったのは妥当な結果だといえる。

サッカー解説者のセルジオ越後氏は

今日の試合は最初から守りに徹し、相手の実力が上であることを認めるサッカーだった。今の日本の実力が、このくらいのレベルなんだということを表していたのではないだろうか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161011-00502976-soccerk-socc

前半から守りに徹した日本が実力が低いと自分たちが認めているようなサッカーをしていたと批判。

たしかにオーストラリア相手に後半はほとんど日本の攻撃シーンがなく、自陣に引いてブロックを作って

日本が弱いというのを相手に伝えているかのようだった。

 

切り札本田圭佑の1トップはサイドで使うよりはマシ?

この試合の収穫はなんといってもドリブラー原口元気の覚醒である。

3戦連発のこの男は本田圭佑から主役の座を完全に奪い取った。

その本田はこの試合、いつもの右サイドではなく、1トップで出場。

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原口のゴールをアシストをしている。

個人的にはボランチが一番本田に適しているとは思うが、1トップでもサイドで使うよりはマシだろう。

もう少しコンディションが良くなれば、中央でタメが作れる本田が1トップにいるのは相手にとって脅威になると考える。

あとはトップ下の香川と縦関係になれることも大きい。

本田には次のサウジアラビア戦までにミランでの出場機会を得て、コンディションを整えてほしい。

 

原口元気のようなドリブラーである斎藤学は投入すべきだった

前半、後半ともに攻守に渡って、躍動していた原口元気。

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アウェーであるにも関わらず、自信をもった気迫あるプレーを披露していた。

ここではあえてPKのことには触れないこととする。

理由は本田のコメントをみればわかるからだ。

「あれはペナルティー(キック)だと思います。ただのバカなミスでしたね」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161012-00010021-soccermzw-socc

もっと原口を攻めるべきという声もあるが、試合後の彼の反省した顔をみれば

あえていちサポーターの僕が言う必要はないと思った。

それに原口のファウルする前に日本のディフェンス陣が5人もペナルティーエリアに

いながらオーストラリアの選手をフリーにしたのがそもそもの原因。

それは酒井高徳が

『最後尾のディフェンスは、前線から2人目にいるアタッカーに対し、チャレンジしてはいけない』

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161020-00010005-sportiva-socc&p=2

の原則を犯していることから始まっており、あの場合はボールにチャンレンジするのではなく

自分の空けたスペースを相手に使われないよう、他の選手に守備を任せるべきだったと専門家のエチャリ氏は話している。

下の図はオーストラリアが決定的なクロスを上げる前のシーンで、オーストラリアの2列目の選手に対し

酒井がボールにチャレンジしたためスペースが空いているのが良くわかると思う。

(この後、原口が後方から守備をし、相手選手をペナルティーエリアで倒しPKとなる。)

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原口はブンデスという日本よりも厳しい環境でやっているから感覚的に

危ないと判断し仕方なく後ろからああいったディフェンスをしてしまったのはないだろうか。

というか原口のミスを責めるのはそもそも論外であり、その前の守備についてメディアは指摘するべきだと感じる。

実際90分のうち、こうしてサイドをやぶられたのはこのシーンだけではなく、失点こそならなかったが危ない場面は多々あった。

丸山投入の意図はそこにある。(これについては下記にて詳しく説明する)

原口に次いで良かったのはいつも途中出場の小林悠である。

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Jリーグでも好調である彼は点こそ決めなかったがサイドで良く走り、

チームのためにハードワークをしていた点は十分評価していいのではと思う。

試合勘が鈍い香川や本田よりは。

その小林悠や原口元気を後半終了ギリギリまでハリルホジッチは使い続け、

交代するのが遅く、原口に代えてFC東京の丸山にしたのは驚きのサプライズだったといえる(笑)

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あそこは原口ではなく、足を痛そうにしていた酒井高徳でよかったのではと思ったが。

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おそらく監督は守備を強化したかったので

高徳を残したのだろう。

それは最初の先発をみて柏木ではなくボランチに

守備的な山口蛍を火消し役で置いていた時点で引き分け狙いという監督の意図はわかったが。。。

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さらにあの場面では多少リスクを犯してでも斎藤学を投入すべきだったといえるのではないだろうか。

あの時間帯で斎藤学のような選手を投入されるのは体力的にきついオーストラリアとしても嫌だったはず。

デュエルを選手たちに強要する指揮官がこの日、一番戦う姿勢がなかったと思ったサポーターも多かったのではないだろうか。

 

ハリルホジッチの采配や監督解任についてネットの反応は?

試合に出ている選手を使うと言っていたのは誰だ?

采配が支離滅裂です

 

発言がブレてきてるのはどの監督であれ末期症状だと思う。
交替すべし。

 

good-byeハリル!もし…おめでとうとロッカールームで言ったのが事実なら、そんな監督いらない。

 

今の実力では誰がやってもこんなもん、という事実から目を背けてはダメ。変わるべきは協会。皆さん騙されないように

 

監督もだけど、それを選んだ人に責任はないの?
いろんなものが積もりに積もってると思うけど。ねえ、サッカー協会のお偉いさん。

 

監督招致の時は絶賛!
采配が悪ければ辞めろ…

確かに采配は良くなかったと思うが、それを言うなら協会にも問題無いかを考えたら?

 

監督云々より選手が弱すぎる

 

監督を信じられないなら辞めさせればいいやん
信じるなら続けさせる
それだけだろ

 

今の日本メンバーじゃ誰も監督やりたくないでしょ。
監督の問題より選手の問題のほうが大きい。

 

監督も然りだけど、今の戦力も厳しいのは現実。
でも監督もを変えるなら、早くしないと選手が混乱するので、早く決断をお願いします!

 

監督は悪い
選手はもっと悪い
協会はもっともっと悪い

 

はっきりいって監督の手腕の問題より選手の方に問題がある

 

選手自身が、へたくそに思える。誰が監督しても選手がへたならしかたない。日本には、実力が無い。

 

監督の采配は確かにあるかもしれないが選手が酷い。
監督も変わって…W杯行けなかったら、選手もごっそり変えるべきだね。

 

采配がいいとは決して言えないが、アウェーでオーストラリアに引き分けって十分すぎる結果だと思う。
ここまでの試合見てたらボロ負けすると思ってたからな。

 

弱いのは、監督のせいでない、選手が弱いから
負ける。実力ないのに海外でも使えない。

 

監督が代わったところで、今の日本がどれだけ強くなれるのだろうか

 

http://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20161012-01723162-nksports-socc&s=lost_points&o=desc&t=t&p=4

監督解任を逃れたハリルであったが、今月中に自身の進退がかかった会議を日本協会とするらしい。

ここで悪い方向に話が進めば、ハリルは解任となり、また後任を探すこととなる。

誰がなってくれるのか?コーチの手倉森さんが監督に昇格するのは定かではないが

いよいよハリルの短い日本代表監督生活に終わりが近づいているようだ。

そんなハリルを解任するということに日本のサポーターはどう思っているのか?

コメントをまとめてみた。

すると監督のせいにするよりも協会が責任をとるべきや今の選手の実力が低いから試合には勝てないなど

監督を擁護する意見も目立つ。

オーストラリア戦の結果は今の日本の現状を考えれば、十分すぎる結果であり

2015アジアカップ優勝のオーストラリアに日本が

アウェーで引き分けて帰ってきたのはむしろハリルを褒めるべきなのかもしれない。

皆さんはハリルを解任するという意見に対してどう思っているのだろうか?

これまでの彼の実績や言動から是非真剣に考えてみてほしい。

 

ハリルホジッチの采配はどうであれアルジェリア監督時代をみると今の日本と同じような・・

ハリルホジッチが日本代表に就任できたのは2014年ブラジルワールドカップで優勝したドイツを

唯一苦しめたアルジェリアを率いていた監督だったからである。

過去の実績を重視する日本サッカー協会にとってはそのときフリーとなっていたハリルはうってつけだった。

ブラジルワールドカップだけの結果をみればハリルホジッチは優秀な監督である。

しかしアフリカ予選では苦戦をしていることが調べてみるとわかった。

まずアフリカ予選は3次予選まであり

2次予選のA~Jまでの各グループの1位のチームのみが3次予選のトーナメントに進出できる仕組みである。

2次予選は圧倒的な強さで勝ち上がったハリルホジッチ率いるアルジェリアだったが

3次予選はブルキナファソに引き分け、最後はPKで勝ち上がっている。

コートジボワールやナイジェリア、ガーナなどワールドカップに出場した他のアフリカ勢は点差をつけて

予選を突破しているのに対し、ハリルホジッチ率いるアルジェリアだけ危ない勝ち方でワールドカップに出場しているのだ。

今の日本と似ている部分がある。

そんな危ないサッカーをしていたハリルホジッチだったがワールドカップの結果をみればアルジェリアを初のベスト16に導き

さらにアルジェリア代表で自国以外の外国人監督で初めて指揮をとった監督ともなった。

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初の外国人監督としてワールドカップベスト16に導いた名将ハリルホジッチ。

おそらく彼は今、ワールドカップ本番までに運を残しているのはと個人的には感じる。

たしかに采配には疑問だし、言っていることも最近はチグハグだが、ワールドカップ出場を決めればやってくれると私は信じている。

オーストラリア戦はとりあえず、アウェーで勝ち点1をとったわけだし普通なら及第点だろう。

それにAグループの日本のライバル韓国はイランにアウェーで敗戦し、勝ち点3を失い

3位へと転落したことを踏まえれば日本の引き分けは価値あるものだったといえる。


ときには勝ちを捨て、負けない戦いをすることも大事。

そもそも2015アジアカップ優勝を果たしているアジア王者のオーストラリアに対し、

負ければワールドカップ出場が危うくなると分かっていて

積極的な采配は難しいと考える。良い選手がいない日本代表ならなおさら。

勝ち点3を取りにいくサッカーをした? グループ最大のライバルとのアウェーゲームとは言え、W杯の予選初戦をホームで落としたチームが勝ち点を取り返すためにやるサッカーをしなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20161011-00502976-soccerk-socc&s=lost_points&o=desc&t=t&p=2

セルジオ越後氏のいうこれが正論であることは間違いないが、ハリルホジッチの選択も間違えはなかったとも言える。

怪我人、選手のコンディションなどを考慮すれば勝ちにいかなかった采配も正解なのではないだろうか。

よって僕は監督解任にはオーストラリア戦を観た限りでは反対であり、ハリルホジッチを信じてみようと思った。

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