マンチェスター・シティのバルセロナ化がすごい!シティに移籍してきたベップ好みの8選手とは誰?

サッカーコラム
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バイエルン時代の補強と傾向は同じ。グアルディオラ好みの選手たち

2013年バイエルンの監督に就任したグアルディオラは

当時バルセロナでシャビ、イニエスタの影に隠れていた

チアゴ・アルカンタラや

レアルからはシャビ・アロンソ

シャフタールからはドウグラス・コスタ

を獲得。

さらにはキミッヒやユベントスからレンタル移籍してきたコマンを積極的に起用し、

0バックという新たな戦術に挑戦するなど、相変わらずの芸術的な采配をふるった。

ブンデスリーガでは3連覇を達成し、最低ノルマをクリアするもチャンピオンズリーグでは

いずれも準決勝までに敗退している。

ヨーロッパチャンピオンにはなれなかったことで評価を落としたベップの

新たな挑戦が今シーズンプレミアリーグで始まる。

それでは芸術家、ベップの獲得してきた創造性溢れる選手たちをご紹介しよう。

 

イルカイ・ギュンドアン MF ドルトムント⇒マンチェスターシティ移籍

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移籍金 約32億円

年俸

元同僚の香川真司とは親友の関係。

中盤の低い位置でプレーするのがメインである。

ボールロストが少なく、パス精度が高いまた視野も広いため

密集地帯でもうまくボールを散らすことができる。

 

ジョン・ストーンズ DF エバートン⇒マンチェスター・シティ移籍

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移籍金 約66億円

年俸

足元がうまく、大きくクリアというよりもまずパスを繋ぐという

グアルディオラ好みのセンターバック。

守備面でも対人戦、空中戦はもちろん強く

カバーリングもしっかりできているようだ。

ただ、自陣深い位置でボールロストすることのでしっかり改善が必要である。

 

ノリート FW セルタ・デ・ビーゴ⇒マンチェスター・シティ移籍

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移籍金 約20億円

年俸

現在29歳と遅咲きのストライカー。

セルタでは3シーズン連続の2桁得点をあげている。

左ウイングでプレーすることが多い。

しかしビッククラブで、活躍したことがなく

個人的にはクオリティが不足しているようにも見えるがどうなるだろうか?

 

レロイ・サネ FW シャルケ⇒マンチェスター・シティ移籍

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移籍金 約47億円

年俸

ドイツ期待のドリブラー。

スピードがあり、なおかつ細かいタッチでテクニックがある。

現在、マンチェスター・シティではウイングが飽和状態。

その中で今シーズンからレギュラーになるのは至難の業だ。

シャルケでもう少し経験を積んでも良かったのではと思ってしまう。

 

ガブリエル・ジェズス FW パルメイラス⇒マンチェスター・シティ移籍(2017年1月にチーム合流)

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移籍金 約38億円

年俸

あのネイマールをも超えるといわれている才能の持ち主と評されている。

ブラジル特有のトリッキーなプレー、スピードあるドリブルが持ち味である。

しかしネイマール程のクオリティを持ち合わせているか疑問が残る。

印象としてはスピードのあるロビーニョに見えるが…

まだわからないが決定力がどれくらいあるのか、そこが活躍できるか

できないかの分かれ道のようにも思える。

先日行われた、南米予選のエクアドル戦では2ゴール決めていたが、ふかしている場面も

多かった。プレミアで、1年目からスタメン定着は難しいが、まだ若い。

これからシュート精度向上が必須だと思われる。

 

クラウディオ・ブラーボ GK バルセロナ⇒マンチェスター・シティ移籍

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移籍金 約20億円

年俸

足元が優れ、パス回し、フィードが優れているGK。

この獲得は最もグアルディオラの色がでている。

イングランド代表の正守護神のジョー・ハートがいたにも関わらず

獲得したところをみるとグアルディオラらしいと思ってしまう。

ただブラーボを獲得するならバルセロナで長く活躍したビクトール・バルデスを獲得してほしかったとも思う。

ユナイテッドで冷遇されていただけになおさらだ。

 

オレクサンドル・ジンチェンコ MF FCウファ⇒マンチェスター・シティ(PSV *レンタル)

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移籍金 約2億円

年俸

ウクライナの至宝と評されているホープ。

ボールタッチに優れているドリブラーで

パス、シュートともに精度が高いと言われている。

しかし、今シーズンはPSVにレンタル。

 

マルロス・モレノ FW・MF アトレティコ・ナシオナル⇒マンチェスター・シティ(⇒デポルティーボ・ラ・コルーニャ *レンタル)

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移籍金 約11億8千万円

年俸

縦へのスピードがとにかく早く、強引で馬力がある印象を受ける。

ポテンシャルはかなり高いように思う。

レンタル先でプレーが洗練されれば、マンチェスター・シティでの

活躍は十分あるだろう。

 

プレミアリーグで長く活躍した選手や将来の主将候補ですら、哲学に合わなければ放出

ジョー・ハート GK トリノ(レンタル)

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マンチェスター・シティ → トリノ(*レンタル)

昨季まで絶対的守護神としてゴールを守ってきた。

しかしグアルディオラの求める足元やフィード精度が足りないということで

構想外となった。

マルティン・デミチェリス DF エスパニョール

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移籍金 0円

ペジェグリーニ体制でDFラインを支えていたベテランだが、契約満了に伴い退団。

1試合に1回信じられないようなミスをするのが難点だが、基本的に所属クラブでも代表でも

常に重宝されている。ミスの多いDFのため、ペップ体制が決まった段階で放出されるのは

規定路線と見られていただけに、不満の声などは一切見られない。

サミル・ナスリ MF セビージャ(レンタル)

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マンチェスター・シティ → セビージャ(*レンタル)

実力は世界トップクラス。しかし性格に難ありというところだろう。

フランス代表でも主力として、活躍している時期もあったが、

2014年のブラジルワールドカップのメンバーから漏れた事に不満を露わにし

監督のデジャンとフランスサッカー連盟を激しく非難し代表引退をした。

グアルディオラは、我が強い選手やチームの輪を乱す選手を極端に嫌うため、

放出されるといわれていたが、ペップは残留を要請していたとのこと。

しかし、本人が出場が継続的な出場機会を望みレンタルでリーガ初挑戦が決まった。

 

グアルディオラはロッベン、リベリー、シャビ、イニエスタがいないチームでどんなサッカーを魅してくれるのか

今季の監督、補強を見てみると、昨季のマンチェスター・シティとは

全然違ったサッカーをするだろう。

グアルディオラといえばポゼッションサッカーが代名詞だ。

だがチーム、選手によって違ったポゼッションサッカーをする。

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バルセロナではポゼッションサッカーで史上最高と評されるチームをつくった。

その裏側には狭いスペース、密集した場面でもボール失わず、局面を打開できる

リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ、シャビ・エルナンデスがいた。

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バイエルンではメッシ、イニエスタ、シャビのレベルで密集した場面を得意とする

選手はいなかった。補強したアルカンタラやゲッツェもその域には達していなかった。

しかしバイエルンには強力なウイングがいた、アリエン・ロッベンとフランク・リベリーの

“ロッベリ”である。

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シャビ・アロンソを補強し数的有利をつくりながらサイドにボールをちらし

効果的なサイド攻撃を魅せていた。主役がウイングになっていた。

グアルディオラ自身も選手によってシステムを変えるといっており

いろんな戦術や選手のポジションを変更し試行錯誤して最適なサッカーを

みつけだす。

確実にマンチェスター・シティでもポゼッションの高いサッカーを基とした

新しい戦術をつくりあげるだろう。

獲得している選手から自分なりにどういうサッカーをするか考えてみたい。

足元のうまいGKクラウディオ・ブラーボ、DFジョン・ストーンズをとっているところから

間違いなくポゼッションサッカーをする。まあ当たり前か(笑)

DFのジョン・ストーンズは中盤の深い位置で起用される確率も高い。

フィリップ・ラームのように戦術理解度の高い選手であればなおさらだ。

中盤の高い位置はケヴィン・デ・ブライネ、ダビド・シルバ、ラヒーム・スターリング、

ヘスス・ナバス、ヤヤ・トゥーレとスタメンクラスの選手が多くいる。

その中で若いウイング2選手の獲得である。

これはプレミアならではのタイトなスケジュールにあわせ、ターンオーバー制を

活用するためであろうか。

FWはワントップでセルヒオ・アグエロが現時点で決まっている。

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ただしアグエロは怪我が多い選手なので、

その際はガブリエル・ジェズスやヘナケ・イヘアナチョを起用したり

して多くの選手を試してみるだろう。

中盤で数的有利をつくりだしショートパスを繋ぎ、シルバやデ・ブライネを通し

スルーパス、大きいサイドチェンジでアクセントをつけることが予想される。

そしてサイドで数的有利をつくり、足の速いウイングで一気にゴール近くまで

持っていく方法を活用するのではないかと思っている。

しかしグアルディオラの戦術は変化し続け、常人では戦術を完璧に理解する

のは難しい。

教えてもらっている選手さえそうなのだから観ているだけでは

なおさらだろう。

しかし一つ確実言えるのは優勝争いにはしっかり入ってくるだろうということ。

またモウリーニョとの因縁の対決にも注目したい。

バルサ、レアル時代のように荒れなければいいが(笑)

 

 

 

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