注目選手目白押しのEURO(ユーロ)2016!!
6月10日に、フランス・サンドニで開幕するUEFA EURO2016 FRANCE。
今回から出場チームが16チームから24チームに増えた。
出場チームが増えるということは必然的に注目選手も増えるということだ。
てなわけで、数回に分けて僕seiya的に注目選手や注目チームを紹介していきます。
そんな、第1回は、僕が優勝候補とみているチームのキーマンたちを紹介し、最後に優勝予想をしました。
1.アントワーヌ・グリーズマン アトレティコマドリード所属(フランス代表)
1人目は、開催国フランスでエースの活躍がされるグリーズマン。
レアル・ソシエダでプロデビューした時は、
ウインガーだったが、
アトレティコ・マドリーに移籍するとディエゴ・シメオネのもとでは、
セカンドトップとして起用され得点力が開花。
2シーズン連続で20得点以上を決めており、
今や押しも押されぬアトレティコのエースに君臨している。
本大会でおそらくフランス代表は4-3-3を基本フォーメーションとするだろう。
このフォーメーションにアトレティコのようなセカンドトップのポジションはないため、
ウイングでの起用が予想される。
じゃー、アトレティコの時のように、得点に絡めないのでは?
と思う人も多いかと思うが、
ラ・レアルの時はウイングから多くの得点に絡んでいたため、その心配はないように思える。
唯一の懸念は自国開催の中で
国民からかけられるであろう巨大な期待を
背負った中でも結果を残せるか。
これは、彼が今まで受けたことのないものだ。
その中で、彼が期待に応えれればレ・ブルーの躍進は約束されているといっても過言ではないだろう。
2.ケビン・デ・ブライネ マンチェスターシティ所属(ベルギー代表)
2人目は、マンチェスター・シティのデ・ブライネ。
彼は、今季イングランド・プレミアリーグで最も輝いた選手の1人だろう。
彼がいないだけで、シティは全く違うチームなってしまっていたのは観ていた人にはわかると思う。
彼は、18歳でプロデビューし、20歳でチェルシーに引き抜かれたものの、レンタル移籍を繰り返し、
2014年1月にドイツ・ブンデスリーガのVfLヴォルフスブルクに完全移籍。
そこで、優勝したバイエルンの選手たちを差し置いて年間MVPを受賞するほどの活躍を見せ、昨年夏失望を味わったプレミアに帰還。
移籍金は、スペイン代表のダビド・シルバやアルゼンチン代表のセルヒオ・アグエロ以上のクラブ史上最高額だった。
多大な期待を背負って加入したシティの中でもすぐに結果を残し、
欠かせない選手となっている。
同級生のエデン・アザールに一時は大きな差をつけられていたが、今やアザール以上という評価も出てきている。
得点に絡む力は、アザールを間違いなく上回っている。
不動の存在となっているベルギー代表でも、それを発揮できるのか。
ベルギー躍進のカギは本来いるべき場所にようやくたどり着いたデ・ブライネが握っている。
3.マリオ・ゲッツェ バイエルン所属(ドイツ代表)
3人目は、ドイツの“神童”ゲッツェ。
彼は、2014年夏に開催されたFIFA ワールドカップ ブラジル大会で、ドイツを優勝に導くゴールを決めたことも記憶に新しい人も多いかと思う。
そんな彼だが、この3シーズンクラブレベルでは、苦戦を強いられてきた。
彼は、ペップ・グアルディオラへの憧れから、ボルシア・ドルトムントからバイエルンへ“裏切り”の移籍をした。
しかし、憧れの人に冷遇され、度重なる怪我も重なりターンオーバー要員に甘んじ続けていた。
この夏の移籍もうわさされているが、ドイツ代表指揮官のヨアヒム・レーブは彼を起用し続けてきた。
そして、エースストライカーに君臨していたミロスラフ・クローゼが代表引退すると、ゲッツェをゼロトップに抜擢したのだ。
そう、彼はドイツ代表の戦術において大きなカギを託されているのだ。
今のドイツは、トーマス・ミュラー、メスト・エジル、マルコ・ロイス(5月31日に負傷のため欠場が発表された)が2列で並び、
その前にゲッツェを置くシステムが基本だ。
求められている役割は、過去にASローマが採用していた
ゼロトップシステムの時のフランチェスコ・トッティのような好きなとこに顔を出しつつ、
前線で得点に絡んでいくという極めて高度なもの。
それをこなせる能力があるとレーブは信じているのだろう。
バイエルンの時とは全く違う立場で、挑む今回のユーロで再び輝くことはできるのか?
復活を期する神童はドイツを再び頂点に導けるのか?僕は、輝く方に賭けたい。
4.ジャンルイジ・ブッフォン ユベントス所属(イタリア代表)
4人目は、アッズーリの守護神“ジジ”ことブッフォン。
今回のアッズーリは、正直かなり厳しい戦いを強いられるのではと個人的に思っている。
指揮官のアントニオ・コンテは衰えを隠せなくなったアンドレア・ピルロを生かす“ピルロシステム”を放棄し
新たな戦術の確立を目指したが、試行錯誤を繰り返し、
3月のテストマッチで試した3-4-3でようやく落ち着きかけた矢先、
2センターハーフのレギュラーだったユヴェントスの
クラウディオ・マルキージオと
パリ・サンジェルマンのマルコ・ヴェラッティが
相次いで負傷離脱し、本大会を欠場。
中盤から前には、1人もワールドクラスの選手がいない危機的な状況である。
イタリアがどこまでいけるかは、
ブッフォン、
ジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチ、
アンドレア・バルザーリで
形成されるユーヴェの鉄壁の4人に託されていると言っていいだろう。
同グループには、強力攻撃陣擁する優勝候補ベルギーやズラタン・イブラヒモビッチが牽引するスウェーデンがいるが、
ブッフォンは守備陣のリーダーとしてだけでなく、
キャプテンとしてチームを纏め上位に導けるか。
おそらく今回のEUROが最後の国際大会出場となるであろうが、
伝説的なアッズーリでのキャリアを有終の美で飾ることはできるのか。
5.セルヒオ・ブスケッツ バルセロナ所属(スペイン代表)
5人目は、スペインの“心臓”ブスケッツ。
彼の存在がスペイン代表、バルサにとってどれほど重要な選手なのかは、
すでに動画でも話したことがあるが、文字通り心臓としてチームを中盤の底から支えている。
彼がボールをどれだけ触わり、
誰へのパスが多いかを見てもらえば、
スペイン代表がやりたいサッカーをできているのか、
苦しんでいるのかが確認できると思う。
彼が、ロングボールを蹴ることが多ければスペインがかなり苦しんでいる証拠である。
逆に、彼の前に構えるイニエスタやセスクへのパスが多ければ
スペインが自分たちのリズムで試合を動かしているとみていいだろう。
正直なことを言うと、3連覇はかなり厳しいと思うが、
スペイン戦を観ないのはもったいないと思わせてくれるのは、
ブスケッツの存在が大きい。サッカー観を深めたい人は絶対見るべき選手の1人だ。
6.ハリー・ケイン トッテナム所属(イングランド代表)
最後は、サッカーの母国イングランドのハリーケイン。
この2年で一気にスターダムに駆け上がった彼は、
ウェイン・ルーニーに変わって
スリーライオンズのエースとしてチームを導くことを期待されている。
3年前までは、レンタル放出などを繰り返れ、
今季奇跡のプレミアリーグ優勝を果たしたレスターシティにも在籍していたこともある。
しかし、昨シーズン11月あたりから下部組織から所属しているトッテナムで出場機会を掴むと
ゴールを量産しセンタートップのレギュラーを確保。
今シーズンからは、
10番を与えられたが、開幕数試合はゴールから見放されていた。
しかし、徐々にチームが良くなるにつれてゴールを奪い始め最終的には、
マンCのアグエロ、
イングランド代表の同僚でもあるレスターのジェイミー・ヴァーディーとの
デッドヒートを制して得点王を獲得した。
先日のドイツ代表戦でも“ゴラッソ”を決め、勝利に貢献している。
彼が、EUROの舞台でも輝く勝算は、十分にある。
まず、今のイングランド代表は、スパーズのサッカーを基盤にしている。
その証拠にレギュラー11人のうちスパーズのメンバーが4人いる。
そこに本大会に間に合った“ガラスの天才”ジャック・ウィルシャーやラヒーム・スターリングが絡んでくる。
スパーズ同様かそれ以上のサポートが望めるはすだ。
個人的には、ヴァーディーや
18歳の新星マーカス・ラッシュフォードと
2トップを組ませるのも面白いのではと思うが、
ロイ・ホジソンは、4-3-3を採用するだろう。
センタートップのポジションが1つになろうと2つになろうと1番手は、ケインであることには間違いない。
ケインは、初の国際大会でエースとしてスリーライオンズを牽引し、
長らく国際大会で低迷してるサッカーの母国復活を宣言できるのか?
そして、得点王争いにも絡んでいけるのかどうか?にも注目していきたい。
seiyaのユーロ2016優勝予想はスペイン?イングランド?
今回は、僕の思う優勝候補6チームのキーマンたちを紹介しましたが、
最後に僕の優勝予想を発表します。
本命は、ベルギー、対抗は、イングランド、そこからスペイン、フランス、ドイツ、イタリアの順です。
本命 ベルギー
ベルギーは、中盤から前の選手層はスペイン以上と言ってもいいくらいの充実度を誇ってるうえ、
デ・ブライネ、
ルカク、
アルデルバイレルトらレギュラー陣の多くが充実したシーズンを過ごしていた。
また、不調を極めたアザールもシーズン最終盤では、
復調し輝きを放っており、期待も込めて本命とした。
ベルギーの予想スタメン。
主将のヴァンサン・コンパニが欠場するDFラインには
若干の不安があるが、中盤は層が厚い。
ベンチに、ヤニック・カラスコ、
ナサル・シャドリ、マルアン・フェライニ、ムサ・デンベレらが控えている。
対抗 イングランド
対抗馬はイングランドとフランスのどちらにしようか悩んだものの、
フランスにはホームというメリットでありデメリットがあることなど考え、イングランドに。
ただ、ホジソンのツッコミどこ満載すぎる選手選考により国民の期待値は絶賛低下中。
とくに、反感を買ったのは、レスターのリーグ優勝に大きく貢献した
ダニー・ドリンクウォーターを選外とし、
負傷明けのジョーダン・ヘンダーソンと
ジャック・ウィルシャーを残したこと。
ウィルシャーに関しては、ホジソン1番のお気に入りであることは周知の事実であり、
候補メンバーに入った時点で本大会のメンバーに入ることは誰もがわかっていたことだが、
ヘンダーソンまで入れたことについては、
twitter上でリヴァプールサポーターまでもがおかしいというほど、めちゃくちゃな選考だった。
ただ、グループステージ、
さらには決勝トーナメント以降の予想を立ててもイングランドは比較的恵まれていることを見ると、
案外上位に進出するのでは?ということで、イングランドを2番手とした。
イングランドの予想スタメン。
シーズン終盤にようやく復帰したウィルシャーは、ホジソンのお気に入りのため起用されるだろう。
個人的には、ドリンクウォーターを選外とせずに、4-3-1-2の形にし、
中盤センターの3枚にドリンクウォーター、ダイアー、ウィルシャーを並べ、トップ下にデリ・アリ、2トップをヴァーディーとケインに組ませる形をみたかったが...
3番手 スペイン
だったら次は、フランスじゃないの?と言いたくなる人も多いかもしれないが、
フランスはレギュラークラスに若手や国際大会初参戦のメンバーが多く、
その選手たちが地元サポーターたちから掛けられる巨大なプレッシャーに押しつぶされないか未知数な部分があるため、
3番手には連覇中の王者スペインを推す。
彼らは、3連覇をかけているもののシャビ、ビジャの穴がいまだに埋まらず、
黄金期が幕を開けたEURO2008から主力もほとんど変わっていない。
裏を返せばあの時のチームがいかに若いチームだったかということだが、8年間主力が変わらないというのは無視できない問題だ。
本来なら年齢を見ても、
チアゴ・アルカンタラや
セルジ・ロベルト、
コケ、
アルバロ・モラタ、
ヘセ・ロドリゲス、
イスコ
といった新黄金世代のメンバーが
レギュラーにズラリと並んでいなければいけないとこだが、
現実は、モラタ以外はベンチ、あるいは代表外だ。
モラタに関しても、消去法でレギュラー候補という感じである。
僕は、ブラジルワールドカップでの早期敗退で世代交代が加速されると思ったが、期待されていた選手たちは
所属チームで出場機会を掴めず、監督のビセンテ・デルボスケも結果との両立に苦しみ、
絶好の世代交代の機会を逃した。
ここまでネガティブな要素を書いたが、主力たちは国際大会3連覇のチームを知っているということ。
要は、この大会の戦い方を熟知している。
また、シルバとセスク以外の予想レギュラー陣は全員この3シーズン以内にCL決勝に出場している。
こんなチームは出場24か国見渡しても他にいない。
クラブレベルでも大きな成功を収めているメンバーが意地を見せたら3連覇も見えてくるかもしれない。
国民の期待が低いことも吉と出るのではと思っている。
スペインの予想スタメン。変わりませんね(苦笑)
オプションのセスクのゼロトップの方が、チアゴやコケを起用できるので、
パスワークをさらに高める事が可能に。
相手としてはそのほうが嫌だし、チャンスも増えると個人的には思いますが、
デルボスケはこの4年間ストライカーを起用することにこだわってきたし、多分ゼロトップはしないんだろうな~
4番手 フランス
そして、4番手に開催国フランスを。
フランスは、地元開催ながら、上で書いたような懸念があること、欠場者が少なくないこと、
そして繰り返される大会に入ってからのお家騒動への不安などを考慮し、4番手とした。
まず、欠場者だが、アンカーのレギュラーだった
ラッサナ・ディアッラと
CBのレギュラーだったラファエル・ヴァラン、
そして、CBの控えだったクルト・ズマが負傷で欠場。
また、CBの控えのもう一人であったママドゥ・サコは、
ドーピング疑惑の影響でシーズン終盤欠場していたためコンディション面での不安があり選外に。
さらに、CBとLSBをこなせる
ジェレミー・マテューも
負傷で欠場。
そして、代表未招集だが、彼らがいなければ招集されていたであろう
アイメリク・ラポルトも
負傷により絶好のチャンスを逃した。
元々、不安のあった守備陣に欠場者が続出したのは不運である。
次にお家騒動。
今回の代表に“現状”はネガティブな雰囲気はないが、いつだれが暗躍するかはわからない。
2010年のワールドカップでの起きたボイコット事件を起こした主犯の1人であるパトリス・エブラは
今でも絶対的レギュラーであり、チーム最年長でもある。
影響力は絶大なだけに、チームが上手くいかなくなった時、彼が再び過ちを犯さないかは気がかりである。
ポジティブな要素は、若い選手が多いため、勢いがつけば一気に頂点まで駆け上がれる可能性が十分にあるということ。
あとは、地元の声援を味方につけられるか。国民の期待は、高い。
この声援に勝つか負けるかは、選手たち次第だろう。
フランスの予想スタメン。
LWGには、ディミトリ・パイェやキングスレー・コマンが入る可能性も。
ディアッラが欠場したアンカーには、エンゴロ・カンテを推したい。
ヨアン・キャバイエ、モルガン・シュナイデルランの可能性もある。コシエルニーの相方は、ラミか。
ラミのスピード不足をコシエルニーがどこまでカバーできるかがカギになりそう。
5番手 ドイツ
5番手には現世界王者ドイツを。
「低いだろ!」とツッコミを入れたい人も多いかと思うが、ワールドカップ以降のドイツは意外にも苦戦を強いられてきている。
理由は、代表引退したクローゼとフィリップラームの穴が全く埋まらないのだ。
もっとも、新戦力を積極的に登用していたのもあるが、この2人の穴は想像以上に大きい。
ゲッツェのゼロトップシステムはフィットしつつあるが、機能する日としない日の波がまだまだ大きく安定はしていない。
意外にも、未知数なイメージが拭えないので5番手とした。
ドイツの予想スタメン。
ロイスが欠場したLSHのポジションを埋めるのが誰になるか予想しづらいが、
期待も込めて、レロイ・サネを入れ、
同様に、レギュラーの固まっていないRSBは、マティアス・ギンターと迷ったがリヴァプールで活躍しているエムレ・カンを入れた。
超大穴 イタリア
最後に、イタリア。個人的には、本当のことを言うと今回のイタリアは、
ベスト8まで行ければ上出来なのでは?と思っている。
ただ、全く期待できないときのイタリアは結果を出したりする。
前回の時もあれよあれよという間に決勝まで勝ち進んでしまっている。
守備がしっかりとしているので、大崩れする心配がなく、
伝統のカテナチオを武器に“ウノセロ”で勝ち進む可能性も否めないため、超大穴として優勝候補に入れた。
イタリア代表の予想スタメン。
全体的に小粒なイメージは拭えない。
前線のメンバーを見ても、大量得点は期待できないだけに、いかに失点しないかが、大きなカギになりそう。
やはり、ヴェラッティとマルキージオの穴が大きすぎる。
ブックメーカーウィリアムヒルのユーロ優勝オッズは?
以上が、僕の優勝予想です。
日本時間6月2日朝4時時点では、
英・ブックメーカーのウィリアムヒルのオッズでは、
フランスが4倍でトップ。
続いて、ドイツが5倍、
スペインが6.5倍、
イングランドが10倍、
ベルギーが12倍、
イタリアが17倍となってます。
ちなみに、ここでの1番の大穴は、アルバニアでなんと301倍!
100円かけてもしも優勝したら、30100円になる計算です。
なんか、レスターの5001倍が話題になった後だから、ショボイ感じはあるけど(笑)
こういう、ブックメーカーを絡めると普段の観戦がさらに面白くなる上、
賭けるチームやその対戦相手の現状をよく調べなければならないので、
お金儲けをしつつ、サッカーに対する知識や情報も得られるのでおススメです。
はまり過ぎには注意が必要ですが(笑)
ブックメーカーのウィリアムヒルスポーツで今すぐ遊びたい方はこちら↓
次回は、ワールドクラスの選手たちが牽引するダークホースたちを紹介します。それじゃ。
¡hasta luego!
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