2015年夏プレミアリーグアーセナルと契約解除になり、ドイツ2部のザンクトパウリに移籍
日本が誇る快速天才ウイング宮市亮は高校卒業後、海を渡り、フットボール生誕の国イングランドのプレミアリーグの名門アーセナルに入団。
しかし、ベンゲル監督にその才能を見出された若者は度重なる怪我に悩まされ、思ったような活躍ができず、2015年夏にドイツ2部のザンクトパウリに移籍した。
ガイコツがシンボルマークとされているこのチームで再起を図ろうと努力した宮市だったが
開幕前に左膝十字靭帯断裂の重傷を負ってしまう。
その後、10ヶ月もの間、治療とリハビリに専念し、2016年4月にやっとのことでチームの公式戦デビューを果たす。
ハリルホジッチよ!みたか!宮市亮が初先発のカイザースラウテルン戦で強烈なボレーシュートを叩きこむ!
チームに復帰後、リーグ最終戦で初先発を飾った宮市はいきなりチャンスをものにする。
前半5分になんと空中でボレーシュートを放ちネットに突き刺したのだ。
まさに「天才」と言われるようなプレーした宮市は
さらにクロスでアシストをし
後半にはスーパーミドルを突き刺して2ゴール目。
長く実戦から遠ざかっていたとは思えないスーパープレイを連発した。
ザンクトパウリは5-2で勝利。
チームは順位を4位でシーズンを終えた。
同じくドイツ2部カールスルーエに在籍する山田大記はザッケローニ退任後代表には呼ばれていない
日本代表は若手のストライカーが不足しており、それを発掘するのは急務であるといえる。
宇佐美貴史、武藤嘉紀など才能ある選手が呼ばれてはいるものの、期待以上の活躍をしているとは言い難い。
そこでこのポジション争いに宮市が参加すれば非常におもしろくなるのではと私は考えている。
ウイングを主戦場としている宮市が加われば、不動のレギュラー本田や香川にとっても大きな刺激になるはず。
問題はヨーロッパの2部でプレーし、長く代表から遠ざかっている宮市をハリルホジッチが呼んでくれるかどうかだろう。
ジュビロ磐田からドイツ2部のカールスルーエ2014年に移籍した山田大記もドイツに渡ってからは一度も代表に招集されていない。
つまり2部の選手は呼ばれる可能性は低いということだ。
「もし10点くらい取っていれば、『俺を見てくれ!』と言えますけど、今シーズンは3点しか取ってないですから。自分の勝手な考えですけど、二桁ゴールを決めて取っていれば、一度は呼んでもらえたんじゃないかと思います」
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これはJリーグの選手にも言えることだが、二桁得点は最低取らないと呼んではもらえないだろう。
代表に呼ばれたことのある山田大記がこう言うのだから間違いない。
宮市もまずは全試合出場を目標に、そこでコンスタントに点を取っていけばきっと一度は代表に呼んでもらえるはず。
是非とも来シーズンこそは宮市にとって飛躍の年になることを願っている。
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