「相手のミスから5点決めてもダメだよ」とセルジオ越後氏!アジア最終予選が始まる前に日本代表が解決しなければならない3つの課題とは?

サッカーコラム
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レスターシティ岡崎がシリア戦で代表通算100試合出場達成。ドルトムント香川真司の強烈ボレーが炸裂

レスターシティに所属している岡崎慎司が代表通算100試合を達成した。

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これまで代表で100試合出場している選手は

  1. 遠藤保仁 ガンバ大阪所属
  2. 川口能活 SC相模原所属
  3. 井原正巳 アビスパ福岡監督
  4. 中澤佑二 横浜F・マリノス所属

この4人で岡崎は2009年に代表デビューして8年目で史上5人目の100試合達成者になった。

2位シリアに前半1点だった日本だったが後半香川真司の強烈ボレーシュートが決まり2点差に



前半オウンゴールで先制した日本だったがそれ以降、得点を奪えず、またしても内戦でサッカーどころではない

格下の国を相手に苦戦を強いられる。

引いた相手を崩せないのは日本の弱点であることは相変わらずだった。

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しかし後半、相手も疲れてきたのかドルトムント香川真司がワールドクラスのボレーを見事ネットに突き刺した。

香川のゴールで勢いに乗った日本はその後、香川が2点目を決め本田圭佑、原口元気と計5ゴール。

力の差をみせつけ1位でアジア2次予選を通過することになった。

 

ACミラン所属本田圭佑は6試合連続ゴール

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本田圭佑はシリア戦でシュートを外しまくっていたが後半41分香川のアシストからヘディングでゴール。

持っている男は6試合連続のゴールを決め、ハリルジャパンに欠かせない選手だということをアピールした。

 

シリア戦後、日本代表に露呈した改善しなければならない3つの課題とは?

日本はシリアに勝ち首位通過でアジア最終予選に臨む。

しかし専門家たちはそんな日本に危機感を抱いているようだ。

今から日本代表が改善しなければならない3つの課題をあげたいと思う。

セルジオ越後氏はカウンターに対応できていないと指摘

日本が序盤から飛ばし過ぎた証拠に、相手のカウンターに対応できなかった。何度もピンチを招き、あわや失点という場面も見られた。

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日本はシリアのカウンター攻撃を何度もくらっていたが、

それが最も多かったのがボランチ山口が相手との接触で鼻を骨折して負傷交代してしまった直後だった。

ハリルホジッチが守備的な山口に代えピッチに送り出したのはサイドアタッカーの原口元気である。

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原口は守備が上手いとはいえず、攻撃の面では目立っていたが再三ピンチを招いていた。

日本がシリアに決定機を与えたのは、山口の負傷退場後だ。62分にポストを叩いたM・アルマワスのミドルは、“原口サイド”から打たれている。それ以降もカウンターを食らったのは、中盤でスペースを与え過ぎていたからに他ならない。

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これでもし長谷部誠がいなかったらと思うとぞっとする。

もし2人の守備的なボランチがいなければ日本は無失点どころか4点くらい取られてもおかしくはなかっただろう。

センターバックを含め日本の守備陣は相手のカウンターに対しもう少し工夫して対応すべきだと感じた。

このままでは強豪との試合でザック時代の失点しまくる日本に戻ってしまう恐れがある。

カウンターへの対応力は、依然として低いままで、もうワンランク上の国と対戦したら、日本は確実にゴールを決められていたはずだよ。

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サウサンプトン所属の吉田麻也でさえもカウンターの対処に余裕が感じられず、バタバタしていた印象だ。

ラインコントロールにしても、リスクマネジメントにしても、カウンターに対する守備にしても、あまりに雑な部分が多かったし、僕も含めてイージーなミスが多かった。

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吉田自身がこう語っているのだから改善すべき課題の1つだろう。

右サイドバック内田篤人の後継者がいない

日本にはワールドクラスのサイドバックが2人いる。

インテルの長友佑都ともう一人は

現在靭帯をやってしまい手術後復帰に時間がかかっている

シャルケの内田篤人だ。

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内田は去年の3月以降、シャルケでの公式戦出場はない。

守備では特に後半、酒井高のところから相手の攻撃を許していた。結局、酒井宏とどちらが出ても内田のレベルにはないということだ。

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現在のハリルジャパンでは内田のポジションをダブル酒井が務めているがどちらも

クロスの精度が低く

守備も内田以下

のため代わりが務まっているとはお世辞にもいえない。

これから相手のレベルが上がってくるので当然、日本の守備が目立つ場面が増えてくるだろう。

ワールドクラスの左サイドアタッカーを止められる右サイドバックは内田しかいないとなれば

日本にとってこれが不安要素ということになる。

引いた相手から点が取れない日本代表

ガチガチに守りに入っているチームに日本は相変わらず点が取れない。

終わってみれば5-0でシリアにも快勝したが前半はオウンゴールの1点のみ。

追加点も相手のミスから生まれたものだったから日本が完全に崩したわけではない。

日本が苦手としているのは、体格が良く、引いた戦い方をする相手。これは昔から変わっておらず、今の代表チームもラッキーや相手のミスがないと、なかなか点が取れない。これは大いに反省すべきだ。

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相手がミスしてくれれば今のままで日本代表は十分強いが、アジア最終予選で戦うことになるUAEやイラン

オーストラリア、カタールといったチームがミスをしてくれるとは思えない。

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おそらく日本の戦術に対し何らかの対策をとってくるはず。

このままではカウンター主体のチームに苦戦するのは間違いない。

ゴールラッシュとメディアは騒いでいるが日本の決定力不足の問題は根本的に解決していないのが現状ではないだろうか。

 

解決策はキリンカップでハリルホジッチが選手を見極め新戦力を発掘すること

6月に強豪との試合が組まれているキリンカップでハリルホジッチが新戦力を発掘するしか課題を解決する方法はないように思える。

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山口や長谷部に代わるボランチ

内田篤人のように守備スキルが高いサイドバック

吉田麻也とポジションを争えるセンターバック。

などなど守備的な面の課題を克服するための人材を発掘してほしいと思う。

おそらく監督も現状メンバーで最終予選に挑むのは不安を感じているはず。

今の日本代表には強豪との試合を長い間していないだけに不安しかないが

2018年ロシアワールドカップの出場権を逃すことがないよう選手や監督、スタッフ含め

ここから本番に向けて気を引き締めて目の前の試合に取り組んでほしい。

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