アジア2次予選アフガニスタン戦でハリルホジッチはハーフナー・マイクの高さを生かし２トップに
埼玉スタジアムで2016年3/24に行われたアジア2次予選のアフガニスタン戦。
ハリルホジッチはハーフナーの高さを生かすため2トップのまま岡崎のポジションに彼を送り込む。
以前の日本であればショートパスをつないでいた攻めていたためハーフナーを投入しても
変化はみられなかったが
アフガニスタン戦ではハーフナーがヘディングでボールを落としている場面が多々あった。
ザックジャパンのときとの違いは味方の共通意識が変わっただけ
「前で体を張って、どんどんシンプルにボールを落としてゴール前へ顔を出すという。普通の指示です」
これはアフガニスタン戦でハーフナーがハリルホジッチから受けた指示である。
ザック時代のハーフナーは役割が足元でボールをさばくことだったため、少しミスをすると
足元が下手くそなFWというイメージだった。
しかしハリルホジッチはハーフナーに高さで相手に競って味方にボールを落とせと指示。
「マイクを使うときは 空中戦と頭で折り返すという、彼の長所を活かすことを考えた。日本代表はここ数年、このようなプレーを習慣化していなかった。彼に向けてのセンタリングを多くしたが、これはオプションだった」
このハリルホジッチの言葉からわかるように日本代表の選手たちはハーフナーの高さを生かすため空中で競らせるようなボールを
何度も前線に送っていた。
言っていることは難しく聞こえるかもしれないが
ザッケローニ時代と違う点は1つ。
味方がハーフナーの使い方を覚えただけのことである。
ついにはハーフナーがワイドな位置に動いてチャンスメークに参加してしまう始末。
以前のザックジャパンのようにこんな使われ方をしていればいくら才能があっても活躍できないだろう。
ハーフナーのパワープレーが効いたのは鹿島アントラーズの金崎夢生のゴールをアシストしたときだけとセルジオ越後氏が批判
セルジオ越後氏はハーフナーの高さを生かした攻撃がアフガニスタン戦でみられたというのは
まだ早いと批判。
高さを活かせたのは、金崎のゴールにつなげた場面くらいでしょ。その後は彼のところにボールが来なかったし、競り勝ててもいなかった。
鹿島アントラーズの金崎夢生がハーフナーの落としたボールからゴールを決めたが評価できるのは
このゴールをアシストした場面だけだったという。
もっと言えば最終予選や強豪とのテストマッチで結果を残した時に、はじめてハーフナーの株は上がるんだ。
強豪との試合がない以上、試すことはできないがどちらにしても日本より弱い相手との試合ではハーフナーを評価できないということだろう。
しかし相手が引いた状態でハーフナーが起点になりゴールが生まれたことは事実。
それだけでも大きな収穫だったと個人的には思う。
セルジオ越後氏はアフガニスタンをJ2レベルと指摘、横浜FCの三浦知良ことカズが出場しても勝てた？
彼らのレベルは、J２でも下位のほう。例えば、後半の残り15分くらいで、横浜FCのカズに出てもらってもよかった。
2015年j2での下位5チームは
群馬、水戸、岐阜、大分、栃木である。
アフガニスタン代表は国際チームではあるがJ2で下位をさまよっているチームと同じレベルだとセルジオ越後氏は指摘した。
横浜FCの三浦知良ことカズが出場しても良かったとも言っている。
さすがにここまでバカにするのはどうかとは思うが、日本代表のベストメンバーとはそれだけの戦力差があったということだ。
J2とは天と地ほどの差があるオランダリーグで13得点をとっているハーフナーが出場するべき試合ではなかったのかもしれない。
ハーフナーの真価が問われるのはボスニア・ヘルツェゴビナ代表、ブルガリア代表、デンマーク代表とのキリンカップか
セルジオ越後氏がいう強豪との試合が今年の6月に行われるキリンカップで実現する。
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- ブルガリア
- デンマーク
というヨーロッパの中でもワールドカップに出場した経験があるチームと日本が対戦するのだ。
ボスニアにはローマのFWジェコやピアニッチ
デンマークには
GKカスパー・シュマイケル
MFクリスティアン・エリクセン
FWニコラス・ベントナー
などのスター選手が在籍。
特にゴールキーパーのシュマイケルの父親はあの有名なシュマイケルだ。
海外サッカーファンなら誰でも知っているレジェンドの息子。
当然、能力は高くそれを証明するように彼の所属しているレスターシティは
プレミアリーグで現在首位をキープしており、今シーズン優勝する勢いだ。
この3チームとの試合でハーフナーが起用されるかはわからないがここで活躍すれば辛口のセルジオ越後氏も褒めるしかないだろう。
まだシリアとの試合が残っているが6月が待ち遠しく、ハーフナーのゴールとアシストに期待したいと思う。
コメント