2011年から2014年まではマンチェスターシティ所属のコートジボワール代表ヤヤ・トゥーレが受賞
アジア年間最優秀選手賞があるようにアフリカにも同じようにアフリカ年間最優秀選手賞がある。
2011年からはコートジボワール代表のヤヤ・トゥーレが独占しており2015年も受賞かと思われた。
がしかし・・・
ドルトムントでの目覚ましい活躍でガボン代表オーバメヤンが初受賞!
香川真司のドルトムントでのチームメイトでエースストライカーのオーバメヤンが2015年のアフリカ年間最優秀選手に選ばれた。
最終候補にはマンチェスターシティのヤヤ・トゥーレも残っていたが7ポイントの差でオーバメヤンに軍配が上がった。
2014-2015シーズンは16ゴール、6アシストを記録。
さらに今シーズンはすでに18ゴールをマークしておりリーグ戦の得点ランキングは首位に立っている。
もちろんオーバメヤン活躍できているのは日本代表香川真司が絶好調でキレキレの動きをしているからというのも忘れてはならない。
ちなみにブンデスリーガで日本代表武藤嘉紀が現在7ゴール、香川真司は4ゴールを挙げている。
ヤヤ・トゥーレはコートジボワール代表をアフリカ・ネーションズカップ優勝に導いたけど・・
アフリカネーションズカップとはアジアカップと同じ位置づけの大会で2015年に30回目の開催となった。
そのアフリカネーションズカップで見事決勝まで勝ち抜いたのがヤヤ・トゥーレのいるコートジボアールである。
決勝の相手はガーナで両者とも延長戦まで得点を挙げることができず、0-0のままPK戦へ突入。
コートジボアールが見事PK戦を制し2度目のアフリカ王者へと輝いた。
ちなみにドルトムントのオーバメヤンがいるガボンはグループステージ敗退となっている。
この重要な大会でヤヤ・トゥーレは結果を残しチームを優勝に導いたわけだがアフリカ最優秀選手の評価項目にはこの大会は含まれていなかったのか、7ポイントの差をオーバメヤンにつけられ
2015年の受賞を逃してしまった。
バロンドールでもそうだが、選手賞は所属チームがいい成績を残してもそれは考慮されてない傾向にある。
2010年はインテルで3冠したオランダ代表スナイデルは受賞を逃し、2013年にもバイエルンで3冠したフランス代表リベリーが受賞を逃していることからもお分かりになるだろう。
選手個人の数字上の成績だけで選ばれるとしたら数字を残せないDFやGKの受賞は不可能だし、チームのために貢献し活躍をしたが数字は残せなかった選手も受賞はできない。
全てのスポーツは公平であるべきであり、この選手賞も同じと考える。
公正なジャッジをしてほしいところだ。
今回、アフリカ最優秀選手にオーバメヤンが選ばれたことについてヤヤ・トゥーレはこうコメントしている。
「とてもとても失望している。アフリカでの実績を重要視しないなんて悲しいよ。恥ずべきことだと思う。僕らアフリカ人にとって、アフリカは大切ではないように見える。自分たちの大陸よりも海外を好むなんて、哀れなことだよ」
http://paninifootballleague.com/worldsoccer?wsid=37705
私もヤヤ・トゥーレに賛成である。
アフリカの大会で好成績を残したことを軽視してはいけない。
それとオーバメヤンの受賞はビッグクラブで活躍してからでも良かったのではないだろうか。
ドルトムントのサポーターは「100%相応しい」と言っているがそれは正しいとは私は思わない。
彼がそれを言われるとしたらバルセロナやマンチェスターシティでレギュラーとして活躍するか、ドルトムントで3冠をするかどちらかだ。
皆さんもそうは思わないだろうか。
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