開幕戦前のJリーグ・スカパー!ニューイヤーカップは最悪の結果だった
ジュビロ磐田戦
開幕前の2月に鹿児島キャンプで試合が行われた。
その1戦目は静岡ダービーとなったジュビロ磐田戦。
この試合でエスパルスはコーナーキックから早くも失点する。
しかし清水もこのまま黙ってはいない。
新戦力の北川航也、八反田康平、水谷拓磨が躍動し、北川が値千金の同点ゴールを奪う。
だがジュビロのほうが一枚上手だった。スルーパスから相手選手に抜けだされ、清水のDFが一回ボールに触るもトラップミスのような形で相手に奪われ、失点しまい、敗北。
この試合で活躍が期待されたエースで10番の大前元紀にゴールは生まれていない。
ロアッソ熊本戦
J1にいるクラブとしてJ2のクラブに負けるわけにはいかない。プライドを持って選手たちは試合に臨んだと思うが、この試合でも結果がついてこない。
磐田戦同様に終了間際失点し、エスパルスはまさかの無得点で試合を終えた。
集中力を欠いたディフェンスがドローで終わるはずだった試合を落とす。
浦和レッズ戦
J1で今季少なくとも2試合は戦わなければいけない強敵との試合。これに勝てば前の2試合で起きたミスも不甲斐ない結果も帳消しになる。
はずだったが、この試合は前の2試合とは比べものにならないほど散々なものだった。
磐田戦同様コーナーキックから早くも失点を許すと、エスパのDFが苦手なクロスから2点目、さらに東アジアカップの日本代表に選ばれた武藤裕樹に3点目と
前半が終了するまでに3点を奪われてしまう。
だがエスパルスも後半から意地をみせる。選手たちは前の意識をさらに強め、相手を攻め続ける。
すると村田の突破からエース大前元紀が1点を返す。六平のスルーパスから村田が2点目。さらに村田のクロスから大前が決め3点と攻撃陣が爆発した。
しかし後半前がかりになったエスパルスが失点しないわけはなく、この試合絶好調だった李忠成に4失点を喫し、5-3という結果で試合を終える。
開幕戦は鹿島アントラーズに審判の誤審で勝利
この鹿島戦はホームで3-2と勝利をしたわけだが、内容的には決していいとはいえなかった。
エスパルスが勝てたのは審判の誤審に助けられた部分が大きく、明らかにエスパのDF犬飼が鹿島のFW金崎のシュートを手でブロックしたのに、審判はハンドをとらなかった。
村田と大前がキレの良さをみせた試合であったが、課題となった守備は改善がされておらず、不安要素が残る試合だった。
そして鹿児島キャンプから修正しなければならないことを改善しないまま迎えてしまった2015シーズンは、清水にとって悪夢のようなシーズンとなってしまう。
この試合の勝利後にみた選手、監督、サポーターの笑顔は数か月後のアイスタで、泣き顔へと変わる事になる。
守備崩壊で失点数はJ1チームワースト1位
開幕戦を勝利で飾ったエスパルスだが、ここからまさかの結果が続くことになる。
ここから9試合勝ちを上げることができなくなり、第8節には今シーズンJ2のプレーオフから上がってきたモンテディオ山形に3-0とリードしておきながら、終盤3失点し、勝てる試合を落としてしまった。
守備がなぜ悪いのか?改善するべきとこはどこなのか?
それがわからないまま現在2ndステージ第14節を終えて僅かに勝ち星は4試合のみであり
失点数は59とリーグでワースト1位の記録となってしまった。
2012年のガンバが失点65でJ2に落ちたことからもわかるように
失点数の増加はチームから白星を遠ざける。
大榎監督がシーズン中に辞任し、田坂監督が就任した後はある程度守備のほうは改善されたものの
今度は点が取れなくなり、結局監督交代後はまだ勝利がない。
そしてエスパルスはクラブ史上初の・・・
J2降格
となってしまう。
失点数を半分以下に減らすことから始める
ガンバ大阪がJ2に落ちた際、新たに就任した長谷川健太監督はまず、ガンバの失点数を減らすことから着手した。
その結果、J1より試合の多いJ2で46失点と大幅に減らし、3冠した2014年シーズンでは31失点と降格した2012シーズンの半分以下にまで改善されている。
エスパルスもガンバ以上に失点数を減らすことをしないとJ2から這い上がってくるのは困難になるだろう。
仮に運よく上がってきたとしても、守備に改善がなければまた1年でJ2に降格するという悪循環に陥ることになりかねない。
特にセットプレーのCKからの失点が多いので、ここは重点的に改善する必要がある。
外国人選手には見切りをつけ放出
ピーター・ウタカ
ミッチェル・デューク
鄭大世
などのFW選手には見切りをつけ、
川崎フロンターレから期限付き移籍してきた角田誠みたいな守備スキルの高い選手をあと
2、3人は欲しいところだろう。
ユース出身選手で攻撃陣は形成
攻撃陣は外国人選手が抜けて物足りなく感じるかもしれないが、大前や村田、白崎、澤田、北川、石毛などの才能ある選手が数多く在籍している。
だから逆にいうと、外国人を放出したほうがユース出身選手を中心に構成されるため清水らしいサッカーができるのではと考える。
彼らを中心にしたチームで勝利を重ねJ2から上がってくれば、清水はリーグ優勝できるチームになっているはずだ。
改善すべきポイント
- 失点数を今の半分以下に減らす守備の改善
- ユース出身選手で攻撃陣を形成
- 高年俸の外国人FW選手は放出
J2から這い上がりJ1優勝を成し遂げてほしい
エスパルスファンとしては土曜日の仙台戦は悪夢のような試合だった。
はっきりいって二度とみたくないし、と同時に愛するクラブが情けなくも思えてきた。
女性ファンは涙し、男性ファンは怒号をあげていた。
こんな光景は静岡の名門の歴史の中で一度で十分である。
1年でどん底から這い上がり、2年後にはj1で優勝する軌跡を僕らサポーターにみせてほしい。
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