[8.17 コッパ・イタリア3回戦 ミラン2-0ペルージャ]
ミランは17日、コッパ・イタリア3回戦でペルージャ(2部)と対戦し、2-0で勝利した。トップ下で先発したMF本田圭佑は前半10分に先制点を記録するなど、1ゴール1アシストの活躍。今季公式戦初戦勝利に大きく貢献した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150818-00961357-gekisaka-socc
昨シーズンに続きミラン本田圭佑が公式戦初戦でゴール
日本代表本田圭佑のミランでの2シーズン目となった昨シーズンは開幕戦から怒涛の勢いで、6ゴールを記録した。
そして今シーズンもこの夏移籍の噂があったものの、本田はミランに残留し、公式戦初戦で早くも結果を残した。
得意のトップ下として結果を残す
1ゴール1アシストという、素晴らしい結果を残したトップ下の本田圭佑。
昨シーズンはサイドで使われていたので、ゲームメイカーとしての役割は担えなかったが、今シーズンは得意のトップ下に戻りチームの軸としてアシスト量産が期待できる。
プレシーズンは本田圭佑のことをボロクソに言っていたイタリアメディアも大絶賛!
イタリアメディアの辛口評価を確認したい方はこちら →【動画あり】2軍のバイエルンに完敗したミラン!日本代表本田圭佑は手ごたえがあると前向き!
「前半は8点に値し、後半は6点に値した。前半のミランのシュート5本は、本田によるものだ。その一つが先制点となった。L・アドリアーノのゴールもアシストしている」
「1ゴール(ミハイロビッチ監督の新生ミランの初得点)と1アシスト、相手GKに防がれた2本のシュートが、本田の名刺だ。本田はまたも、このシーズン序盤で最も輝いている選手の一人となった」
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?169959-169959-fl
「相手GKに防がれた2本のシュートは本田の名刺だ」
なんと!入らなかったシュートまでも高評価(笑)
数字として結果をだすとすべてのプレーが高評価になるとはイタリアは単純だなぁww
それに名刺っていう表現もおもしろい。日本ではあまり使われない表現である。
ジェレミー・メネズではなくルイス・アドリアーノを本田の相棒に推薦
この試合本田圭佑がトップ下として機能したのもフォワードで起用された新加入のルイス・アドリアーノのおかげであろう。
彼はブラジル人特有の個人技で自ら突破し、パスをださないエゴなブラジル人プレーヤーではない。
FWルイス・アドリアーノと本田圭佑はこの試合で素晴らしいコンビネーションをみせており、
昨シーズンのミランのチーム内得点王である、FWジェレミー・メネズはエゴなプレーヤーで本田も連携面で苦しんだが、
今シーズンはこのルイスをよき相棒としてプレーすれば去年よりいい結果をだすことができるはずだ。
メネズは怪我で調整が遅れ、試合に出れなかったそうだが、このまま出場することなくシーズンを終えるか、本田の交代要員になってもらいたいものである。
元日本代表監督ザッケローニ氏も本田をトップ下として起用すべきと明言
「私は彼をトップ下で起用した。そこしかないと思う。彼がサイドもやれるのは、敵陣だけの話だ。中央から外すことで、彼は試合から外れると思う。そのポテンシャルをすべて発揮できず、苛立つからだ。それに、彼にはスピードがない。だから、ゴールマウスから遠い位置ではプレーできないんだよ」
本田はトップ下で起用すべきと考えるザック氏 「サイドでは力を発揮できない」 | ゲキサカ元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、古巣であるミランの公式チャンネルのインタビューに応じた。同氏は、MF本田圭佑をトップ下で起用すべきとの見解を示している。 ミランでスクデットを獲得した...
本田はサイドでプレーすると守備に追われることになる
日本人選手はどの選手も良く走り、フォワードの選手であっても守備をすることを当たり前としている。
日本代表では誰かが必ずサポートしてくれるので、本田が守備をしてもそれに追われることはなく、すぐに攻撃へと転じることができる。
しかし昨シーズンのミランでは相手の陣地でボールを受けられず、ずっと守備に追われている本田のシーンがいくつもあった。
そして仮に本田がハーフライン付近でボールを貰ってもザックのいうようにスピードはないから自力でチャンスを作ることは難しく、味方を経由しないと
ゴール前までボールを運んでいくことはできない。
そう本田がサイドで常に攻撃的なポジションを取るには、同じサイドで起用されているサイドバックの選手の質によるということである。
今シーズンから指揮を取るミハイロビッチ監督は本田のことを理解している
本田をサイドで起用した昨シーズンの監督インザーギとは違い、今シーズンから指揮を取るミハイロビッチ監督は彼を得意のポジションであるトップ下として起用している。
キープ力があり、パス能力も高く、ゴールも決められる本田はトップ下が一番合っており、監督もサイドで起用させるべき選手ではないと判断したのだろう。
「得点以外でもいいプレーをしてくれた。私は彼に、ポゼッションを演出するように要求していた」と、幅広く動いてボールを触り、パスを動かしていた本田のプレーを評価していた。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150818-00010010-footballc-socc&p=1
コッパ・イタリア3回戦ペルージャ戦の後のミハイロビッチ監督のコメントからは、本田に対する信頼が伝わってくる。
公式初戦で監督に高評価を得ることに成功した本田は、おそらくリーグ戦も開幕スタメンでトップ下としてプレーすることができるだろう。
昨シーズンには達成できなかった自身初のセリエA二桁ゴールを今シーズンは期待できそうである。
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