カタールワールドカップではみられないかも?4年後に衰退しそうな5カ国を選んでみた!

サッカーコラム
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次のワールドカップは4年後。走れない選手は攻守の切り替えが激しい現代サッカーについていけない

サッカーは選手寿命が短く、比較的若い年齢の選手がチームの主軸となるスポーツである。

理想は25才くらいの選手がいいだろう。

しかし、ワールドカップは短期決戦であると共に

代表での試合は4年間で数えるほどしかないので

連携面が育たないため、同じ世代のベテラン選手を起用するチームも多い。

今回の日本がまさにそれだった。

若手を呼べよという声もあったが、パスサッカーで攻める日本のスタイルだと

やはりチームに慣れたベテランを使う必要がどうしてもでてくる。

仕方のない人選であった。

ハリルのシステム重視のサッカーならばそのシステムに合う選手を配置するだけなので

連携面は関係がなく、メンバーを若くしても問題はなかったが。

話を戻すとワールドカップは4年周期のため、

今26歳くらいの若い選手でも30歳となり、

高齢となる。

今のサッカーはプレースピードが速く、選手全員が守備をしなければならないし

ピッチを120分間走る回ることのできる体力を身につけないと正直

スタメンでプレーすることは難しい。

メッシやネイマール、ロナウドなどを除けば、FWも献身的な動きが求められる。

つまり、年を重ねると栄養学の進歩によって選手寿命が延びたとはいえ

代表でプレーするのは難しくなるということだ。

やはり少しずつだが世代交代をしていかないとチームは走れなくなってしまう。

その世代交代が4年後一気にきそうな国を4つ選んだのでみてほしい。

 

ポルトガル

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ロシアワールドカップでベスト16で終わったポルトガル。

2年前ユーロを制覇しヨーロッパの頂点となった

チームは南米の古豪ウルグアイの堅守の前に散った。

チームを牽引してきたクリスティアーノ・ロナウドは今年33才となり

4年後には37才のおじいちゃんとなってしまう。

引退してもおかしくない年齢。

まだロナウドが代表に必要だと監督は言っているが

これは彼の後継者がいないということにもつながる。

さらにセンターバックのペペは35才

MFのモウチーニョは31、

アウトサイドの魔術師で最強のスーパーサブ、クアレスマも34才と

主力が高齢化してきている。

ロシア大会後は一気に世代交代となるだろう。

しかしオランダのように失敗すればワールドカップすら出場できないということもあり得る。

4年後のカタールではみれないかもしれない。

 

スペイン

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スペインは一見若い選手がいるようにみえるが

現状、イニエスタやピケ、ラモスといった

30代選手を脅かすような選手がいないのが現状である。

イスコなど2列目が得意な選手はタレントが豊富なので問題はない。

問題なのは後ろ、センターバックやサイドバックである。

またストライカーであるジエゴ・コスタも4年後には33才と

まだまだ動けるだろうが、怪我の治りが遅くなるなど確実に衰えてはくるだろう。

過去の例でいえば2010年南アフリカ大会でチームでトップのゴールを決めていた

ビジャも4年後のブラジル大会では思うような活躍ができなかった。

30才以上になれば同じように活躍することは難しい。

2010年最強だったスペイン。

8年経過した現在、少しずつだがチーム力は落ちてきている。

4年後にはヨーロッパ予選も苦労するかもしれない。

 

クロアチア

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まさかの快進撃を続け、イングランドを準決勝でやぶり

ワールドカップ優勝まで王手となったクロアチア。

その黄金世代と呼ばれるチームを支えているのが

レアルとバルサでレギュラーとして活躍する

モドリッチとラキティッチである。

スペインのビッグクラブであり、チャンピオンズリーグでも

優勝の常連と化しているチームに所属する

黄金コンビはワールドカップでも最高の輝きを放っているのだ。

ロシアワールドカップで決勝トーナメントに進出して以降、

3度も延長戦を制してきた

そのスタミナは今大会ナンバーワンではないだろうか。

この二人はすでに30才を超えているが、まるで25才くらいの選手のように良く動く。

だが黄金コンビも4年後にはモドリッチが36才、

ラキティッチが34才となり今のように続けて

延長戦を戦う体力を維持することは極めて困難となるだろう。

この2人が代表を退く可能性もあり、そうなれば黄金時代は終わり、

長い暗黒時代へと投入する可能性すらある。

 

ウルグアイ

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71歳となる高齢のオスカル・タバレス監督をはじめ

ウルグアイは1つのサイクルを終えようとしている。

ウルグアイ奇跡の2トップ、

カバーニとスアレスは同い年で31才。

4年後は35となり、攻撃の選手としてはスタメンとしては厳しい。

センターバックのゴディンも次のワールドカップは36才となる。

闘将とも呼ばれる男が代表と引退となればチームのメンタル的なとこに影響を与えるだろう。

一方で中盤には21才の若き「ウルグアイのピルロ」とビエルサに評価された

ベンタンクールがいるし

仮にゴディンが代表を引退してもセンターバックには23才のヒメネスがいて

4年後も期待できる若手も育っている。

だが2010年から続くワールドカップベスト4の立役者フォルランの

系譜がスアレスとカバーニの代表引退によって途切れてしまう。

これは復活した南米の古豪ウルグアイに暗い影を落とすことになるかもしれない。

 

アルゼンチン

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一番心配なのがアルゼンチンである。

アルゼンチンは攻撃陣の高齢化が4年後一気に来る。

メッシ、アグエロ、イグアイン、ディマリア、バネガはほぼ同世代で

4年後34才以上となり

老兵と化すのだ。

次の代表の主軸はおそらくイカルディとディバラ、

それにシメオネの息子であるジョバンニ辺りの若い世代となるだろうが

ワールドカップのメンバーに入ったのはディバラだけだった。

マスチェラーノやオタメンディなどの守備陣も30を超えている。

今回おっさんジャパンと開幕前に揶揄された日本よりもアルゼンチンは

平均年齢が高かった。

次の4年後に同じメンバーでいけば、シニアチームと化すだろう。

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