ブッフォン2世だけじゃない! イタリアの復権に必要な若手5選手とは?

サッカーコラム
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イタリアの遅れた世代交代。プレーオフでスウェーデンに1点も奪えずW杯予選敗退

2017 年 11 月 14 日、サッカー界に衝撃が走った。

2006 年ドイツ W 杯の優勝国でもあるイタリア代表が 60 年ぶりに W 杯本戦出場を逃した日である。

欧州予選はスペインに次ぐグループ 2 位。

プレーオフの相手はスウェーデン、この時点でほとんどのイタリア国民、

サッカーファンはイタリアの予選突破に楽観的であったのではないだろうか?

私もその一人だった。

しかし、蓋を開けてみれば 2 戦合計で 1 得点も奪えず、

イタリアはスウェーデンに敗北を喫した。

こうしたショッキングな敗退の中、イタリア代表が改善に着手すべき問題点は明確だ 。

最優先は世代交代。

そこで今後のアズーリ(イタリア代表の愛称)を背負うであろう、

背負ってほしいという願望も含めた 5 選手を紹介したいので最後まで見てほしい。

 

1 【GK】ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン所属)

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若干 17 歳にしてイタリア代表デビューを果たした

現在 18 歳のミランの守護神。

年齢を感じさせない落ち着きぶりと長いリーチと体格に見合わぬ

俊敏性を生かしたショットストップが持ち味のブッフォンの後継者最有力候補である。

ブッフォンと同じファーストネーム『ジャンルイジ』という点も何か縁を感じずにはいられない。

2 【CB】マッティア・カルダーラ(アタランタ所属)

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期待の CB というとロマニョーリやルガーニが上がると思うが、

ここではカルダーラを推したい。

昨シーズン EL 出場権を獲得するなど旋風を起こし、

今シーズンも 7 位の好位置につけるアタランタの守備の要。

エレガントでクリーンな守備力に加え、

セットプレーを含む攻撃時にも存在感を発揮する。

CB ながら足元の技術や攻撃センスはボヌッチを彷彿とさせ、

パスセンスを磨けばボヌッチの正統な後継者にもなり得る逸材だ。

3 【DMF、CMF】ロベルト・ガリアルディーニ(インテル所属)

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ヴェラッティは言わずもがなの為、ここでは彼を挙げたい。

カルダーラと同じく昨シーズンのアタランタで名を上げ、

冬のメルカートでインテルに引き抜かれたイタリア期待の若手。

ボランチやインサイドハーフを主戦場しており、

豊富な運動量でピッチを縦横無尽に駆け回り、

尚且つ確かな技術も備えボール奪取の能力も高い。

量と質の両面を保証する万能型の MF である。

身体能力は及ばないもののリーチが長く懐も深いため、

ポール・ポグバと比較されることも。

現在のイタリア代表にいない長身のMF だけに、今後重宝される可能性も高い。

4【LWG】ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ所属)

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ナポリの下部組織出身の生え抜きで、まさにナポリスタのアイドル。

身長はなんと164 cm!

日本人の中でも小柄な部類に入るが、スピード、技術は一級品だ。

最大の武器はやはりドリブル。

細かいタッチで相手を翻弄し、

スピードで相手を一瞬で置き去りにする。

特に左サイドからカットインして巻くようなシュートは

インシーニェの十八番である。

ボール離れの悪い時もあるが、

独特の間合いや感性を持つインシーニェは貴重な存在だ。

5 【CF】アンドレア・ベロッティ(トリノ所属)

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久々に表れた本格派の CF。

大柄ではないが、当たり負けしないパワーを持っており、

クロスに対するポジショニングが上手い。

運動量とスピードも兼ね備えており、

前線からのハードワークができる献身性もイタリア代表の CF としては珍しく、

大きな魅力である。ゴール後に見せるとさかパフォーマンスは幼少時の思い出から

まさに雄鶏のとさかを表しているそうで、

ベロッティ自身も『ガッロ(雄鶏)』という愛称で呼ばれているのは有名な話。

W 杯予選では思うような活躍ができず苦杯を舐めたが、

今後のイタリア代表に必要不可欠な存在である。

U-20W杯では3位という成績を残し、若い世代が着実に育っているイタリアの未来は明るい

敗退のショックを払拭するのは時間を要するだろうが、

6 月の U-20W 杯では 3 位という成績を収めるなど、

着実に若い世代が育っている。

今後の新生アズーリに期待せずにはいられない。

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