60年ぶりにイタリアがW杯予選敗退!11年前最強だったイタリア代表の主軸5選手をあなたは覚えてる?

サッカーコラム
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イタリアがスウェーデンにプレーオフで負け敗退。ブッフォンやデ・ロッシは代表引退を発表

ドイツワールドカップを制覇し、10年以上が経過した現在、

そのかつての優勝国イタリアはロシアワールドカップ出場の夢が

イブラヒモビッチが引退したスウェーデンにやぶれ断たれた。
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ブッフォンやキエッリーニ、ボヌッチなどが鉄壁のディフェンスを築き、

2戦で1失点と守備は問題なかったが

ホームで攻撃陣が無得点に終わり、敗退が決まった。

ドイツワールドカップの優勝を知る、GKブッフォン、MFデ・ロッシ、DFバルザーリと

3人が代表引退を発表。

守備の要である選手達がいなくなることによりイタリアはこれから転換期に入ることになる。

そんなドイツワールドカップの当時最強だった11年前のイタリアの中心選手を今日は振り返っていきたい。

ルカ・トーニ FW  主な所属フィオレンティーナ、バイエルン

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イタリアで今、トップを務めセリエAで活躍するインモービレやベロッティ

日本代表吉田麻也の同僚サウサンプトンのガッピアディーニも

このトーニには遠く及ばないだろう。

ブンデスリーガのバイエルンに移籍した最初のシーズンでリーグ得点王、さらにリーグも制覇。

2006年には、イタリア代表をワールドカップ優勝に導く活躍をみせた。

さらに2014-2015シーズンにはFW受難と言われるセリエAで38才ながら得点王に輝き、

引退する前に偉業を成し遂げている。

今のイタリア代表はクロスを放り込んでは、シュートを打ててない状況。さらにクロスのターゲットマンが

いないのだからどうしようもない。

トーニがもしまだ現役で代表にいたらイタリアの得点力不足はすぐに解消されただろう。

 

ジェンナーロ・ガットゥーゾ MF  主な所属ACミラン

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イタリア代表といえばこの人を忘れてはならない。

今の時代ではサッカー界に闘犬という言葉は死語になりつつあるが

そんな闘犬を代表するのがこのガットゥーゾだった。

決してテクニックがあるボランチではなかったが、スピリットをプレー全面に出し、

チームを鼓舞。

誰よりも走り、引退するまで泥臭くプレーする姿勢を貫いた。

イタリア代表ではもちろん2006年に優勝を経験、ACミランでは10年以上に渡り

中盤を鼓舞し続けた。現在はミランの下部組織の監督を務めている。

アンドレア・ピルロ MF  主な所属ACミラン、ユベントス、インテル

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あのグアルディオラ監督がバルセロナ時代にピルロを誘ったというほどの

クオリティを持つ選手。

イタリア人ではあるがスペイン代表でもプレーできるスキルとインテンシティを備える選手だった。

2006年のドイツワールドカップでは中盤で天才的なプレーを連発。

イタリア代表を優勝に導いた選手の1人である。

セリエAのインテル、ユベントス、ミランに所属したことのある選手であり、

ミランではチャンピオンズリーグを2回、クラブワールドカップを制し世界一に。

クラブの黄金期を築いた。さらにユベントスでは5シーズンに渡りリーグ優勝を経験した。

今のイタリア代表でも若いピルロの後継者ヴェラッティがいるが、

ロシアワールドカップヨーロッパプレーオフスウェーデン戦では決定的な仕事を

できず、チームをワールドカップ出場に導くことはできなかった。

もしピルロがいれば、イタリアがあそこまで得点をとるのに苦労することはなかっただろう。

ファビオ・グロッソ SB  主な所属リヨン、インテル、ユベントス

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トッティやデルピエロなど、イタリアのファンタジスタたちを今回紹介しないことを悪く思わないでいただきたい。

サイドバックが重要な役割を担う、現代サッカー。

最近の移籍市場ではサイドバックに高い移籍金を払うビッグクラブも多いほど。

そんな現代サッカーの代表戦でもやはりサイドバックの活躍が目立ち、逆にサイドバックが

攻撃面で目立たないチームは成績が悪い傾向にある。

今のイタリアは3バックで4バックでは成績が良くなかったため、サイドバックである

右利きのダルミアンが左ウイングバックに入って、逆サイドにはカンドレーバが入っていた。

4バックで勝てない原因はやはりサイドバックの質が他チームより劣るのが原因であることも挙げられると思うので

ダルミアンと同じくらいのクオリティをもつ左サイドバックは必要。

もし左利きで左サイドバックであったグロッソが今現役であったなら、

ドイツワールドカップのときのような大事な場面で

PKをもらうプレーをしてくれたのではないだろうか。

 

マルコ・マテラッツィ CB 主な所属インテル

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マテッラツィといえばドイツワールドカップの決勝でフランス代表のジダンを退場に追い込んだ

悪い人というイメージが強いが、

実はイタリアを救った功労者でもある。

ドイツワールドカップではイタリアを象徴するCBネスタがまさかの3試合目で負傷。

そこで代役として召集されていたマテラッツィが見事その代わりを務め、

イタリアはワールドカップを制覇できたのである。

イタリアの運命を決めた2018ロシアW杯ヨーロッパ予選の首位スペインとの大一番では

守備の要キエッリーニが怪我のため欠場。

イタリアはその影響もあってか3失点を喫し、プレーオフに回ることになった。

もしマテラッツィがいればキエッリーニの代わりにきちんと代役をこなしてくれただろう。

 

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