これぞ健全すぎるクラブ経営!モナコに莫大な移籍金を残した【無名】だった4選手とは?

サッカーコラム
この記事は約6分で読めます。

Jリーグには不可能な移籍金収入で健全な経営をしているモナコ

Jリーグから海外に選手が移籍している昨今だが、

Jのクラブは数十億の移籍金を得ているかといえばそうではない。

長友や内田が1億5千万~2億円くらいの移籍金を所属クラブに残しているが

ほとんどの選手がフリーで移籍しているのが現状である。

そんないい選手をせっかく育成しても儲かっていないJクラブとは違い、

育成して高く売るという移籍金ビジネスをしているクラブがフランスにある。

リーグアンに所属するモナコだ。

今日はそのモナコが今シーズンの夏の移籍市場で

どれだけすごい選手を育てて、高く売ったのかを紹介していこうと思う。

 

キリアン・ムバッペ パリサンジェルマン移籍

Embed from Getty Images

モナコのユースで育ち

昨シーズンのチャンピオンズリーグで6試合で6ゴールをマークしたフランスの怪物。

ブッフォンが「次のメッシやロナウドになる」と言えば

アビダルが「バロンドールを取れる選手」と称える。

そんな世界最高の選手になれるかもしれない選手をモナコは作り上げた。

その移籍金は234億円。今はレンタルでPSGも加入しているが

来夏にはその移籍金が支払われることになっている。

18才でこの金額なのだから10年後の金額はどういう設定になっているのだろうか。

 

バンジャマン・メンディ マンチェスターシティ移籍

Embed from Getty Images

グアルディオラが認めた選手であることからどれだけ才能があるかがわかる。

このメンディは身長185cmの左サイドバックで利き足も左という貴重なサイドバックである。

77億円という移籍金通り素晴らしい選手でなんといってもサイドからの攻撃面では

かなりの迫力を持つ。

モナコからビッグクラブへと渡り、確実なステップアップを果たした23才であったが

9月に靭帯をやってしまい、数か月の離脱が決まった。

移籍最初のシーズンは本人にとって試練の時期かもしれない。

 

ベルナルド・シウバ マンチェスターシティ移籍

Embed from Getty Images

このベルナウド・シウバはポルトガル人のMFでマンチェスターシティに

今夏移籍。

移籍に必要だった金額は65億円である。

ベンフィカからモナコに移籍したときの金額は21億円。当時はお買い得な選手だった。

そしてマンチェスターシティへの移籍を後押ししたのは、

自身の憧れでもあるスペイン代表のダビド・シルバがいるから。

シルバの後継者となれるか今シーズン注目したい。

 

ティエムエ・バカヨコ チェルシー移籍

Embed from Getty Images

プレミアリーグ優勝を狙うのはマンチェスターシティだけではない。

今夏昨シーズンプレミア王者のチェルシーもモナコから選手を引き抜いている。

守備的なボランチの選手であり。ボール奪取には定評があるのがこのバカヨコだ。

また攻撃面でも優れたセンスを持ち必要とあれば攻めもできるボランチである。

モナコがレンヌ時代の無名だったバカヨコに支払ったのが約9億円の移籍金。

そして今回、バカヨコを獲得するためにチェルシーがモナコに支払った移籍金が

52億円というあることからおよそ6倍に価値がつり上がっているということになる。

今ではあの元フランス代表パトリック・ヴィエラと並ぶほどの選手と言われ、

市場価値をモナコのリーグ制覇に貢献したことで一気に高めた。

 

今夏だけで464億円の移籍金を手にしたモナコ。ベナーリオやヨベティッチなどを新たに獲得し戦力はダウンせず

もしJリーグのチームがこれだけポジションごとに主力選手を引き抜かれたら間違いなく

降格してしまうだろう。

しかしモナコはそうではない。

モナコはパリサンジェルマンに首位を明け渡しているものの、リーグでは2位につけ

昨シーズンと変わらぬ強さを保っている。

ピンポイントでベテランや中堅を補強し、さらには新たに若手を抜擢。

その選手たちが結果を出し、モナコの躍進を支えているのである。

このクラブ育成力と経営マネジメント力は中位以下の順位にいるJ1チームは

間違いなく学ぶべきだろう。

来夏はどんな選手が高額な移籍金で移籍するのか非常に楽しみである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました