ハリルよ!イラク戦はこの選手を使え!想定外のスペクタクルを生み【神っていた】日本代表3選手を紹介!

サッカーコラム
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ハリルホジッチ監督が言っていた「デュエル」という言葉はもしかしたら

「スペクタクル」という言葉に昇華されて選手たちに浸透しているのかもしれない。

幻想や思いすぎかもしれないが、日本代表の試合を見ていてワクワクする、

そんな感情が起こったのは初めてだ。

 

格下シリアに引き分け。香川真司は負傷離脱し期待の久保は不発でも試合内容は良かった?

結果は引き分け。でも、内容は勝ちに値した。

試合直後、日本代表の試合としては珍しくスコア以上の満足感を感じられた。

もちろん親善試合だったからかもしれない。日本代表の試合で、引き分け、

それも格下シリアに対してだ。

なんでもシリアに勝てなかったのは1983年2月以来のことだった。

親善試合だったとはいえ、普段ならば、

ありえない結果なわけでコテンパンに叩かれるべき結果だ。

実際、試合開始から後半開始直後の失点までの50分間ほどは

目も当てられないほどの不出来っぷり(いつもの事と言えばいつもの事だが)だった。

開始早々に香川真司が左肩を負傷し、

倉田秋と交代するハプニングはあったがそれにしてもだった。

では、どこで試合の潮目は変わったのか。そして誰が変えたのか。

味スタをスペクタクルの渦に誘った途中出場の3人

新たな居場所を示した”元”エース

この日、多くのファンが期待したのは右WGのレギュラーを本田圭佑から

奪った久保裕也だったのではないだろうか。

しかし、前半その期待の久保はベルギーで見せた高い攻撃センスを発揮できず

後半の開始の時点で本田との交代を命じられてしまう。

そして、その本田も序盤は、持ち味を発揮できるとは言い難い右WGで

窮屈なプレーにとどまっていた。その本田が輝き始めたのは、

中盤インサイドハーフにポジションを動かしてから。

タメを作り時間を自在に操り、SBを駆け上がらせ、

フィニッシュまでの道筋を見つけてはしばしば決定機を生み出した。

元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニは事あるごとに、

「本田はトップ下の選手」と語ってきたが、

得点、アシストの能力に衰えが見えてきた今、

攻守の献身性、そしてタメを作りチームに推進力を与えるという能力を最大限生かすには、

インサイドハーフこそが今の本田の”居場所”だろう。
https://footwall.club/coramu/9211

チームの中心として攻撃のタクトを振るったあのパフォーマンスが一過性のものではなく

継続してできるものなのであれば本田圭佑という

サッカー選手の現役生活はまだまだ続けられそうだ。

大器の片鱗を見せた”ナニワの喧嘩番長”

本田が再び代表での居場所を示したのであれば、

初めて日本代表のピッチに立った若武者もいきなり自らの本領を発揮した。

その選手はガンバ大阪の井手口陽介。

昨年夏のリオ五輪にチーム最年少で参加したMFだ。

チームではその風貌と物怖じない性格からナニワの喧嘩番長と呼ばれているとか。

その性格と同じガンバの今野泰幸、

倉田にも助けられスムーズにゲームに入ると今野がピッチを退いてからは

本田とも良いコンビネーションを発揮。本田が右でタメを作れば、

アンカーの位置にとどまるのでなく、左に流れ攻撃に厚みを出した。

さらに守備面でも相手の攻撃の芽を未然に摘み取るなど自分の持ち味を発揮した。

正直、同じアンカーの位置でスタメン出場した山口螢をあらゆる面で上回っていた。

もちろん、まだ1試合だけだが、可能性やスケールの大きさに驚かされた人も多いはずだ。

まだまだ、底も見えていない。

何より、今まで日本にはいなかったタイプの選手だけにどこまで伸びるか。

タイプは違えど、ポスト長谷部という数年後の代表のアキレス腱になりうる問題は、

井手口が穴埋めを上回るレベルで解消してくれるのではと個人的には思っている。

進化して帰ってきたセクシーフットボールの申し子

そして、多くのファンが待ち焦がれたこの選手が2年ぶりに、

サムライブルーのシャツを着てピッチに立つ時も来た。

スペイン・エイバルの躍進に貢献し、カンプ・ノウでの最終節では

バルセロナから2得点を奪いスペイン中に衝撃を走らせた

”セクシーフットボールの申し子”乾貴士だ。

サポーターからは根強く招集を願う声があったが、

当の代表スタッフらはこの2年間まともに、視察もせず世界最高の

ラ・リーガに所属する唯一の日本人を外し続けた。

具体的な理由はわからないが、主にあげられるのは得点関与率が低いこと、

そして攻守の動きが少ないこと、

そして乾よりも得点力のあるウインガーがいたことだろう。

しかし、エイバルでプレーする中で攻守の献身性を身につけ、

チームにとって貴重な存在の1人に駆け上った。

そして人材豊富だったはずの代表の左サイドのアタッカーも

宇佐美貴史はドイツで失意のシーズンを過ごし、

Jリーグで無双するとすら予想された斎藤学も良かったのは開幕だけ、

武藤嘉紀も決して良いシーズンだったとは言い難い。

そんな中、海外組の中で数少ないレギュラーとして充実した

シーズンを過ごしていた乾が呼び戻されるのは必然だった。

今野のゴールで追いついた直後に投入された時、

スタジアムはかなりの熱気だった。

長友に「おかえり」という言葉とともにハグで迎えられた乾は

すぐにスタジアムの熱気を最高潮まで引き上げた。

左サイドでボールを受けてはトリッキーなプレーでゴールに迫りシリアを混乱に陥れた。

最終的に逆転のゴールは生まれなかったが、

イラク戦で最も期待できる選手の1人だということ、

そして代表に必要な選手だということ、

ラ・リーガでプレーすることがいかに1サッカー選手として

得るものが多いかを多方面にアピールすることはできたはずだ。

 

勝ち点3獲得へ。最終予選イラク戦のメンバーに井手口、乾、本田圭佑は入るか

日本時間13日21時25分キックオフのイラク戦。

イラクの国内情勢の不安定さから開催地は中立地のイランとなる。

この試合を含めるとワールドカップ予選も残り3試合。

残りがホームのオーストラリア戦とアウェーのサウジアラビア戦だ。

現在の勝ち点等を考えるとこの3試合を2勝1分けで乗り切れれば

首位での予選突破がほぼ確実に可能だ。となれば、

このイラク戦は絶対に勝たなければならない。

そんなイラク戦のスタメンはこうなるになるのではないだろうか。

GKは、川島永嗣。DFラインは、右から酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都(長友欠場なら酒井高徳)

MFは、アンカーに期待も込めて井手口、インサイドハーフは今野と本田。

FWは、久保、大迫、原口だろう。原口ではなく乾という可能性もあるが、

先発でよりも疲れが出てくる後半途中から出てくる方が相手としては嫌だろう。

シリア戦のように本田を中心に中盤でボールを握り、

ピッチを広く、そして前線に次々と選手が飛び込んでいくサッカーを展開し、

勝ち点3を奪ってもらいたい。

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