コパ・デル・レイ準決勝の鍵はトーレスだ!シメオネの激によって覚醒したアトレティコがバルサの息の根を止めるのか?

サッカーコラム
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事実上の決勝と謳われているスペイン・国王杯 コパ・デル・レイ準決勝

バルセロナ対アトレティコ・マドリー。

2月7日の2ndlegを前に1stlegを振り返りながら、2ndlegをプレビューしたい。

 

フェルナンド・トーレスの投入で別のゲームとなった前半と後半。スアレスとメッシのゴールで1stlegをバルサが制す

2月1日、アトレティコの本拠地 ビセンテ・カルデロンで行われた1stlegはバルサが

スアレスとメッシのゴールで2ー1と先勝した。

前半は、半ばバルサが一方的とも言える展開で大量得点で1stlegで

試合を終わらせてしまうのかと思わされたりもした。

しかし、そうさせないのがシメオネのアトレティコだ。

今季は、粘り強さが影を潜めていたがシメオネの一声

全ては闘将の「おまえら死ねるか?」の一言から!アトレティコはあるべき姿を取り戻せたのか?
それは、2月1日のコパ準決勝1stleg対バルセロナ戦の ハーフタイムだった。 アトレティコ・マドリーの監督ディエゴ・シメオネは選手の前でこう語った。 「そのユニフォームの為に死ねるか?」 アトレティコのユニフォームのために死ねるか?という...

で、彼ららしさが復活。

5万5千人のアトレティ(アトレティコサポーターの愛称)の声援を背に

バルサゴールに迫り続けた。結果は、グリーズマンの1点にとどまったが、

2ndlegに向けて非常にポジティブに終わった。

試合後の会見で、後半の出来には一定の満足感を示していたのが何よりの証拠。

一度火の着いたシメオネとアトレティコを止めるのが難しいことは、

バルサが1番よく知っているはずだ。そして、その着火の役目を担ったのは

何を隠そう”エル・ニーニョ”ことフェルナンド・トーレス。

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彼の投入が試合の流れを大きく動かし、チームに自信を取り戻させたことは間違いない。

2ndlegでも試合のキーマンは、トーレスだ。

 

ネイマールが出場停止で他の主力も累積危機。一株の不安を抱えて迎え撃つバルセロナ

後味悪く1stlegを終えたバルサだが、2つのアウェイゴールを奪うことができ、

スコアとしては悪くない状態で、アトレティコを本拠地 カンプ・ノウに迎えることができる。

しかし、ネイマールが累積警告で出場停止。

http://www.cbssports.com/soccer/news/atletico-madrid-vs-barcelona-live-stream-info-tv-channel-prediction-how-to-watch-the-copa-del-rey/

ここ数週間調子を上げていたネイマールの欠場は攻守両面で影響が大きいだろう。

さらに、メッシ、ウムティティ、ジョルディ・アルバの3人は累積のリーチがかかっており、

万が一カンプ・ノウでアマリージャをもらうと決勝に出場できなくなってしまう。

ウムティティは、ブスケッツのメンバー復帰でマスチェラーノを

最終ラインに下げることができるためベンチにおけるがメッシ、

アルバは代役がいないため、2ndlegも先発起用されるだろう。

そして、ネイマールが出場停止の左ウイングにはアルダ・トゥランの起用が濃厚だ。

CFには、スアレスの先発復帰。

ラフィーニャがビルバオ戦で額を12針縫う重傷を負ったことを考えると中盤は、

ブスケッツがスタメン復帰、

それとデニスの2人は確定であと1人はラキティッチかアンドレ・ゴメスか。

ゴメスがビルバオ戦でスタメン起用されていたのを見るとラキティッチか。

http://www.outdoorblog.it/galleria/barcellona-atletico-madrid-1-1-liga-spagnola-2016-2017-foto

DFラインは、アルバ、マスチェラーノに加えピケと

おそらくビルバオ戦スタメンから外れたセルジ・ロベルトだろう。

ただ、アレイシ・ビダルも好調を維持しておりビダルのスタメン起用も考えられる。

GKは、カップ戦のためシレッセンだろう。バルサの懸念材料は、

ベンチに流れを変えられる選手がいないこと。

ネイマールの出場停止でアルダがスタメンの上、ラフィーニャの欠場も濃厚だ。

また、イニエスタも練習には復帰したが、

来週のPSGとのCLラウンド16に標準を合わせているようだ。

となるとベンチには、パコ・アルカセルとゴメスくらいになる。

アルカセルは、ビルバオ戦でようやく移籍後公式戦初ゴールを決めたが、

アトレティコ戦のようなインテンシティーの高いゲームで起用するには不安が大きい。

ゴメスも流れを変えられるほどの影響力はなく膠着したゲームになった場合、

ルーチョ(ルイス・エンリケの愛称)は、

チョロ(ディエゴ・シメオネの愛称)にゲームの主導権を明け渡すことになりそうだ。

 

キーマンのトーレスとエースグリーズマンに期待。勢いと自信を持ってカンプ・ノウへ

逆転での、決勝進出を狙ってカンプ・ノウに乗り込むアトレティコ。

上でも書いたようにキーマンはトーレス。


4日に行われたラ・リーガのレガネス戦でも2ゴールを奪った。

ガメイロの加入、アンヘル・コレアの成長もあり昨季ほど出場機会のない今季だが、

存在感は絶大だ。そのトーレスと2トップを組むのは、グリーズマン。

Sky Sports

1stlegで望みをつなぐヘディングシュートを決めたエースは、

アトレティコを決勝へ導けるのか。

中盤は、攻撃的に戦うべく左から

カラスコ、コケ、ガビ、サウール・ニゲスの4人になるだろう。

カラスコを切り札に回し、ニコ・ガイタンがスタメン出場するパターンも考えられる。

DFラインは、左からフィリペ・ルイス、サヴィッチ、ゴディン、ファンフラン、

GKはモジャが予想スタメンである。

バルサが、攻撃面で流れを変えるカードがないのに対してアトレティコは豊富だ。

ガメイロ、コレアはタイプの異なるFWで前者はCFタイプ、

後者はドリブルが得意なシャドーストライカータイプである。

また、ガイタンというカードもありえるだろう。

懸念は、守備陣の層か。

守護神オブラク、

CBホセ・ヒメネス、ボランチのチアゴ・メンデス、アウグスト・フェルナンデスを

負傷で欠いている。

そこに追い打ちを掛けるかの様に、3日には、DFリュカ・エルナンデスが

彼女へのDV疑惑で逮捕。

La Vanguardia

すでに釈放はされているがチームには復帰しておらずコパの招集メンバーにもまず入らない。

攻撃で変化を加えるカードがある反面、逃げ切りを狙う場合に不安のあるスカッドだ。

 

先制点をバルセロナが取れば俄然有利に!激戦を制し、決勝へ駒を進めるのは?

お互いに、不安を抱え合いながらも激しい戦いを制し決勝に進むのはどちらなのか。

有利なのは間違いなくバルサだ。先制点が大きなキーになるだろう。

バルサが先制すれば、アトレティコは最低でも3点が必要となってしまう。

しかし、アトレティコが先制すれば、点差はアウェイゴール1点分のみだ。

Fútbol en AS.com – Diario AS

個人的には、バルサに勝って欲しかったり、

アトレティコにカルデロン最後のシーズンに

カルデロンでファイナルを戦いトロフィーを奪ってもらいたかったり…

両チームのシーズン後半の勢いも左右しかねない1戦は、

現地時間2月7日21時。日本時間では、2月8日の5時キックオフだ。

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